東京23区の家賃相場ランキング10選!安い街と高い街は?【2024年最新】

東京23区の家賃相場ランキング10選!安い街と高い街は?【2024年最新】

【監修】角名 達矢

(株)ホンネ不動産創業者、宅地建物取引士、不動産業界20年以上。22歳の時に就職した会社にて不動産業界の慣例・慣習があまりにもひどく衝撃を受け、実務を経験した後27歳で独立。TVメディアに多数出演。賃貸仲介・売買仲介ともに経験豊富です。

東京都内で一人暮らしや引っ越しを検討している人にとって、家賃相場は重要な要素です。東京23区内では同じ区内でも場所によって家賃が大きく異なるため、どこに住むかで生活費が大きく変わります。

本記事では、2024年最新の家賃相場を基に、家賃が安い街と高い街をランキング形式でご紹介します。ぜひ、住む街選びの参考にしてください。

同じ東京23区内でもなぜ家賃が大きく変わるの?

東京23区内の家賃が大きく異なる理由には、いくつかの要因があります。まず、エリアの需要です。中央区や港区、渋谷区などの都心エリアは、商業施設やビジネスの中心地であるため、交通の利便性やステータス性から家賃が高騰しやすい傾向があります。一方、郊外や下町エリアは比較的家賃が安いです。

次に、交通アクセスの良さが家賃に影響します。主要なターミナル駅に近いエリアや、複数の路線が交差する駅周辺では、需要が高まり家賃が上昇します。また、駅からの距離も重要です。駅近物件は利便性が高い反面、家賃が高くなりがちですが、駅から徒歩15分以上離れた物件は家賃が下がる傾向があります。

さらに、周辺環境や設備の充実度も影響します。商業施設や公園が近いエリアは生活の利便性が高く、家賃もそれに比例して高くなることが多いです。このように、場所や利便性、周辺環境などが家賃に大きく影響しているのです。

【東京23区】家賃相場が安い街ランキング10選

これらのエリアは、家賃を抑えたい方にとって魅力的な選択肢です。

家賃相場が安い街 1位:葛飾区

葛飾区は、東京23区の中でも特に家賃が安いエリアとなっており、家賃を抑えたい方に最適です。

自然環境豊かで生活インフラが整っている点が魅力で、京成線やJR総武線・常磐線などが通っているため、都心へのアクセスも便利です。

特に亀有や柴又周辺は、下町情緒あふれる街並みが特徴で、住みやすさが高いです。治安も比較的良く、ファミリー層や高齢者にも人気が高いエリアです。

家賃相場が安い街 2位:足立区

足立区は、23区内で特に家賃相場が低いエリアのひとつです。北千住や綾瀬エリアは家賃が安く、東京メトロ千代田線やJR常磐線などの交通アクセスも良好。そのため若者や学生にも人気があります。

特に下町エリアが多く、日常生活に必要な商店街やスーパーが充実しているため、生活コストを抑えたい人にとって最適です。

家賃相場が安い街 3位:練馬区

練馬区は、自然が多く、落ち着いた住宅街が広がるエリアです。西武池袋線や都営大江戸線が通り、都心へのアクセスも良好。

家賃相場は比較的安く、広い物件が手頃な価格で見つかるため、特に練馬駅や大泉学園駅周辺は、一人暮らしの方からファミリー層まで幅広く人気があります。また、緑豊かな環境が整っており、快適な住環境を提供してくれます。

家賃相場が安い街 4位:江戸川区

江戸川区は、東京23区の中でも家賃相場が低いエリアのひとつです。特に小岩や篠崎エリアは家賃が安く、JR総武線や都営新宿線などのアクセスも良いです。

また、東京23区内でも特に自然豊かなエリアとなっており、区内には大きな公園やレジャー施設も多く、豊かな自然環境が整っている点が魅力です。

家賃相場が安い街 5位:板橋区

板橋区は池袋に近いにもかかわらず、家賃相場が安く、利便性が高いエリアです。特に成増や中板橋エリアは、東武東上線や都営三田線を利用でき、都心へのアクセスも良好です。

商店街が多く、生活利便性も高いため、一人暮らしの方にも人気です。

家賃相場が安い街 6位:杉並区

杉並区は、東京の西側に位置し、閑静な住宅街が広がるエリアです。中野や阿佐ヶ谷、高円寺といった人気エリアがある一方で、家賃は都内平均よりも安いです。

特に西荻窪や荻窪はアクセスが良く、落ち着いた環境で住みやすい街になっています。

家賃相場が安い街 7位:大田区

大田区は、羽田空港に近く、交通アクセスが優れているエリアです。特に蒲田や大森周辺は、家賃が安く、利便性が高い一方で、下町情緒が残る地域です。

また、多摩川沿いのエリアは自然環境も豊富で、落ち着いた住環境を求める人に適しています。

家賃相場が安い街 8位:荒川区

荒川区は、北区や台東区に隣接しており、都心へのアクセスが便利でありながら家賃相場が比較的低めです。特に日暮里や南千住は、地域密着型の生活が楽しめる下町風情と現代的な便利さが融合しており、生活コストを抑えつつ快適に暮らせるエリアです。

JR線や東京メトロが利用できるため、都心へのアクセスも非常に便利です。商業施設も充実しており、生活しやすい街です。

家賃相場が安い街 9位:中野区

中野区は、繁華街がありながらも、駅から少し離れると家賃相場が下がるエリアです。中野駅周辺は、JR中央線や東京メトロ東西線が利用でき、通勤・通学に便利です。また、駅から離れた住宅街は落ち着いており、都内では比較的物価も安く、暮らしやすい環境が整っています。

サブカルチャーの発信地「中野ブロードウェイ」をはじめ、国内外のさまざまな文化や個性が集まる街としても知られており、学生やクリエイター層に人気が高く、文化的なエリアとしても注目されています。

家賃相場が安い街 10位:北区

北区は、23区の北端に位置し、埼玉に隣接するエリアです。そのため比較的家賃が安い傾向です。特に赤羽や王子エリアは、JR京浜東北線や埼京線で都心へアクセスしやすく、通勤・通学に便利な場所です。

地域には商店街や飲食店が多く、生活に必要なものが揃っています。特に一人暮らしの方にとって、コストパフォーマンスの良いエリアと言えるでしょう。

【東京23区】家賃相場が高い街ランキング10選

2024年最新データを基に、家賃が高いエリアをランキング形式でご紹介します。

これらのエリアは、ビジネス街や人気の観光スポットが近いため、家賃相場が高騰しています。

家賃相場が高い街 1位:千代田区

千代田区は、皇居を中心としたエリアで、オフィス街や高級マンションが集中しています。特に大手町や丸の内周辺は、ビジネスの中心地であり、家賃相場も東京23区内で最も高いです。

交通の便が非常に良く、セキュリティも充実しているため、企業の役員層や外国人富裕層に人気があります。

家賃相場が高い街 2位:港区

東京のビジネスと商業の中心地とも言える港区。特に六本木や赤坂、麻布などは高級住宅街が広がるエリアとなっており、家賃相場は非常に高額です。特にタワーマンションが多く、ラグジュアリーな生活を求める人に人気があります。

オフィスや商業施設も多く、ビジネスパーソンにとっても理想的な立地です。また、周辺には大使館や高級ホテルがあり、ステータス性も高いエリアです。

家賃相場が高い街 3位:渋谷区

渋谷区は、若者文化の中心地である一方、表参道や代官山などの高級住宅街も点在しているため、家賃相場は非常に高く、都内屈指の高級住宅街として知られています。

また、スタイリッシュなカフェや高級ブティックが並び、クリエイティブな職業の人々に人気がある傾向で、特にファッションやアートに興味がある人に好まれるエリアです。

家賃相場が高い街 4位:中央区

中央区は、東京駅などの商業エリアがあり、ビジネス街としても人気があります。特に月島や勝どきエリアではタワーマンションが多く、高額な家賃が設定されています。

また、銀座・日本橋のようなショッピングスポットが近いのも魅力。生活の利便性が非常に高く、ハイクラスな生活を求める方に適しています。

家賃相場が高い街 5位:新宿区

新宿区は、繁華街の中心でありながら、高級住宅街も存在します。特に新宿御苑周辺や神楽坂エリアは、高級感のある住宅街として知られており、家賃が非常に高いです。

交通アクセスも良好で、多くの路線が利用できるため、通勤・通学の便も抜群で、利便性を求める方に人気です。

家賃相場が高い街 6位:目黒区

目黒区は、静かで落ち着いた住宅街が広がる高級エリアです。特に中目黒や自由が丘は、スタイリッシュなカフェやショップが多く、洗練された雰囲気が魅力です。

家賃は高めですが、住環境や利便性が高く、ファミリー層や著名人にも人気があります。

家賃相場が高い街 7位:台東区

台東区は、浅草や上野といった観光地が多く集まるエリアです。家賃相場が高く、高級住宅やマンションも多く見られます。

文化的な要素が強く、観光客が多いエリアでもありますが、暮らしやすさと利便性も兼ね備えています。

家賃相場が高い街 8位:文京区

文京区は、教育施設や病院が充実しており、治安も良好なため、ファミリー層に非常に人気があります。特に本郷や白山エリアは高級住宅地として知られ、静かな環境が保たれています。

都心に近く、利便性と生活の質が両立したエリアです。

家賃相場が高い街 9位:江東区

江東区は、近年再開発が進み、タワーマンションが多く立ち並ぶエリアです。特に豊洲や有明周辺は、高級住宅街として人気が高く、家賃も上昇しています。

湾岸エリアの開発により、住環境が整備されており、利便性も高いです。

家賃相場が高い街 10位:品川区

品川区は、東京の玄関口として多くのビジネス街が集中しており、品川駅を中心に交通の要所となっているエリアです。

特に品川駅周辺や大崎は、タワーマンションが多く、高額な家賃が設定されています。オフィス街と住宅街が共存するエリアで、利便性が非常に高いです。アクセスの良さと住宅の快適さを兼ね備えたエリアとして、ビジネスパーソンに人気があります。

【東京23区】家賃相場が安い駅ランキング20選!比較表

家賃が安い駅を選ぶことで、月々の家賃コストを抑えることが可能です。ここでは、東京23区内の家賃が安い駅を20選し、比較表形式でご紹介します。

<東京23区内の家賃相場が安い駅TOP20>

順位駅名家賃相場主な路線駅の所在地
1位江戸川6.40万円京成本線江戸川区
2位一之江6.50万円都営新宿線江戸川区
2位篠崎6.50万円都営新宿線江戸川区
3位上井草6.55万円都営新宿線江戸川区
4位京成小岩6.55万円都営新宿線江戸川区
5位谷在家6.60万円都営新宿線江戸川区
6位瑞江6.65万円都営新宿線江戸川区
7位六町6.65万円つくばエクスプレス足立区
8位小岩6.70万円JR総武線江戸川区
9位新柴又6.70万円北総線葛飾区
9位大師前6.70万円東武大師線足立区
9位竹ノ塚6.70万円東武伊勢崎線足立区
9位舎人公園6.70万円東武伊勢崎線足立区
14位喜多見6.80万円小田急小田原線世田谷区
14位五反野6.80万円東武伊勢崎線足立区
14位柴又6.80万円京成金町線葛飾区
14位西新井6.80万円東武伊勢崎線足立区
14位扇大橋6.80万円日暮里・舎人ライナー足立区
14位高野6.80万円日暮里・舎人ライナー足立区
20位梅島6.85万円東武伊勢崎線足立区
2023/7~2023/12 でSUUMOに掲載された賃貸物件(アパート/マンション)の管理費を含む月額賃料から中央値を算出(3万円~18万円で設定)

東京都内一人暮らしで自分に似合うエリアを探すコツ

一人暮らしをする際、どのエリアが自分に合っているかを見極めるのは重要です。ここでは、エリア選びの際に役立つ3つのコツをご紹介します。

【1】通勤通学のしやすい路線・駅を探す

自分のライフスタイルに合わせて、通勤や通学の利便性を考慮することは非常に重要です。毎日の移動時間やストレスを軽減するために、以下のポイントを意識して路線や駅を選びましょう。

  • 主要ターミナル駅へのアクセスを考慮
    多くの人が利用する東京の主要ターミナル駅(新宿、渋谷、池袋、東京など)に短時間でアクセスできる路線は、非常に便利です。
  • 路線の混雑度や運行頻度をチェック
    混雑率が高い路線は、通勤・通学時間がストレスになる場合があります。事前に混雑率や、ラッシュ時間帯の運行頻度を調べておくことが大切です。
  • 終電の時間やバスの運行状況も確認
    夜遅くまで仕事や授業がある場合は、最寄り駅の終電時間を確認することも重要で。終電が早い路線だと、夜遅く帰宅する際に不便を感じる可能性があります。

各駅停車の駅は家賃が安い!

東京23区内でも、各駅停車しか停まらない駅は家賃が安いことが多いです。急行や特急が止まる駅は需要が高いため、家賃も比例して上がる傾向があります。各駅停車の駅を狙うことで、コストを抑えることができます。

【2】周辺環境や治安情報なども情報収集する

住むエリアの周辺環境や治安も、一人暮らしを快適にするために欠かせない要素です。次の点を確認しながら、住むエリアを選びましょう。

  • スーパーや商業施設の有無を確認
    日常の買い物が便利にできるかどうかは、生活の質を大きく左右します。スーパーや商業施設が自宅の近くにあるかどうかは、重要なチェックポイントです。
  • 公園や図書館、公共施設の充実度
    近くに公園や図書館、スポーツジムなどの公共施設があるエリアは、休日の過ごし方にも影響します。特に自然が豊かなエリアでは、都会の喧騒を離れてリフレッシュする時間を確保しやすくなります。
  • 治安情報の確認は必須
    快適な生活を送る上で、治安は非常に大切な要素です。夜間の人通りが少ないエリアや、駅周辺の犯罪件数が多い地域は、避けるのが無難です。インターネット上で公開されている犯罪発生マップや、地域の掲示板などを活用して、エリアごとの治安情報を確認しましょう。
  • 近隣の住民の層も考慮する
    周辺に住む住民の層(ファミリー層、学生、外国人など)も、生活環境に影響を与えます。自分のライフスタイルに合った住民層がいるかどうかも確認しておきましょう。

【3】エリア選びに迷ったら不動産屋に相談が一番早い!

エリア選びに迷ってしまった場合、不動産屋に相談するのが効率的です。不動産屋は各エリアの特徴や、実際に住んでいる人からの評判を基に、あなたに最適な物件を紹介してくれます。

また、インターネットでは確認できないような情報や、穴場物件を見つけ出す手助けをしてくれるため、相談することで理想の物件に早く出会える可能性が高まります。

まとめ

東京23区内の家賃相場は、エリアや駅によって大きく異なります。コストを抑えたい方には、家賃相場が安い足立区や葛飾区が狙い目です。一方で、ステータスや利便性を重視する方には港区や渋谷区がおすすめです。

自分のライフスタイルに合ったエリア選びをすることで、快適な一人暮らしを実現しましょう。

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  • この記事を書いた人

【監修】角名 達矢

(株)ホンネ不動産創業者、宅地建物取引士、不動産業界20年以上。22歳の時に就職した会社にて不動産業界の慣例・慣習があまりにもひどく衝撃を受け、実務を経験した後27歳で独立。TVメディアに多数出演。賃貸仲介・売買仲介ともに経験豊富です。