引っ越したいと考えたら、まずはテレビCMでやってる大手の賃貸物件サイトを見るという人が多いと思います。毎日眺めてるうちにある程度の相場感がわかってきたり、気になった物件があると気分も上がりますよね。
しかし、実際に問い合わせてみると「当社ではご紹介ができません」「成約済みなので申し込みできない」など言われるケースがあります。それなのになぜネットに募集情報が掲載され続けているのか疑問です。
そこで当記事では、「成約済みの物件がなぜ掲載され続けているのか」その理由を解説します。囲い込み物件やおとり物件の説明も書きますので部屋探しで時間を損にしたくない人は参考にしてください。
なぜ「当社から紹介不可」と「募集終了」という状態が生まれるのか?
前述したように、ネットに募集情報が掲載されている物件なのにも関わらず問い合わせしたら「こちらの物件は募集が終了いたしました」や「当社ではご紹介ができない物件です」といった連絡があったりします。
なぜこういった返答がくるのか疑問に思う方が多いはず。これらの意味には複数のパターンがあります↓
①囲い込み物件
1社が独占(専任)して紹介している物件の事で、他の不動産屋を経由して契約する事ができず、そこの会社を経由しないと契約ができない物件の事をいいます。
賃貸物件の契約をする際は、不動産屋さんを通して契約するのが一般的ですが、その不動産屋さんにも下記のようなパターンがあります。
①不動産仲介会社:物件探し〜契約する迄をサポートするのが仕事
②不動産管理会社:貸主様の代わりに入居後のトラブル対応〜退去する迄の対応するのが仕事
という風になっており、①と②両方をやっている会社もあります。
この、①と②を両方やってる会社の場合、自社を経由して契約してもらった方が他の不動産屋を経由してもらうよりもお客様と貸主様から両方の手数料をもらう事ができる為そういった募集の仕方をしていたりします。
家賃10万円の賃貸物件の場合
オーナー様(手数料約10万) → A不動産業者 ← お客様(手数料約10万)
A不動産業者は合計で約20万の利益になります。
上記のような業者に、お客様が空室情報の確認で問合せをすると「募集中ですのでご来店下さい」といった案内をうけますが、他の不動産屋が確認をすると『決まりました・商談が入ってます』と言われて詳しい状況を教えてもらう事ができません。そのため、お客様には「当社からご紹介ができません」といった回答をするしかなくなる為、こういったやりとりが生まれたります。
囲い込み物件の場合、一社が独占状態なため初期費用が相場よりも割高になっている場合があります。他の仲介を通して契約するという事ができないため、オプション料金などが多く付帯している場合は交渉をして外してもらうなどをして安くしてもらえないか相談しましょう。
②おとり物件の可能性
おとり物件とは、集客数をUPさせるために、実際には募集していない架空の物件情報(過去に募集していた物件の情報を使って家賃を数千円安く設定して募集を出したり、別の物件情報を組み合わせるなど)の事で、「おとり広告」や「釣り物件」などと言われてます。
こういったおとり物件に問い合わせをすると「募集中で内見できますのでご来店下さい」とお店に呼ばれて、実際に出向くと「その物件は先ほど募集が終了しました」などと言われて別の物件を紹介されます。
大体、おとり物件で集客している業者は来店を促して自社の利益が高くなる物件を優先的に紹介する営業をしてきます。(そういった物件の成約を増やす為に来店数を増やす目的でおとり広告をやっていたりします)
そのため、そこの業者以外の仲介会社に相談確認をすると、実際には募集がされていないので(業者流通サイトにも当たり前ですが募集情報が出てない)、「募集終了してます」「当社からご紹介ができません」といった回答になります。
おとり物件で集客している業者の店舗に出向くと望んでいない物件を多く紹介されたり等で時間を無駄にしてしまう場合が多いので注意です。
おとり物件のより細かい内容や「本当に募集してる物件かを見極める方法」など、別の記事にまとめてますのでそちらも参考に見てみて下さい↓
③「本当に募集終了してる」or「営業マンの嘘」
一般のお客様が見ているSUUMOやホームズなどの物件サイトは、不動産屋が見ている流通サイトから情報を転載して掲載しているような構図になっているため、リアルタイムの情報ではありません。
そのため、実際には募集が終了してしまった物件の情報が掲載されたままになっているという事も正直多いです。(募集終了になった物件はすぐに消してほしいですが....)
特に1〜3月の繁忙期は、条件の良い物件であればある程すぐに募集が終了してしまうため多いです。
ただ、注意が必要なのは実際に募集中の物件なのに自分が儲かる(利益が高い)物件を紹介するために嘘をついて「その物件はもう募集終了してます」という風に言ってる営業も中にはいるので注意です。
悪徳不動産屋に惑わされずに効率よく物件を探す方法とは
前述したように、囲い込み物件ですと募集元(管理会社)の会社でしか契約ができないので、そこの会社で契約を依頼するか、別の物件を探すか。
おとり物件の場合は、実際には募集していない(掲載してる条件で契約ができない)物件になるので、そこの会社に出向いて確認をするか、別の物件を探すか。
上記いずれにしても、「どれが正しい情報なのか」が先に分かれば時間を損せずに済みますよね。
一番効率よく確認できる方法としては、「業者専用の流通サイト」で実際の募集状況を確認するという事です。もちろん、文字通り”業者”しか見れないサイトなので、一般のお客様が簡単に見る事はできませんが...
ただ、ホンネ不動産では、オンライン相談や対面相談の際に直接PC画面で一緒に見ながら探すという事ができます。なので、実際に募集しているか否か本当の情報を確認されたいという方は、ぜひ一度ホンネ不動産にお問い合わせ下さい。
これから引越す予定の人へ
当サイト運営の「ホンネ不動産」なら、不動産業者だけが見れる更新が早い物件情報サイトを一緒に見ながら物件を選べるので、理想の物件を見つけやすく時間もお金も無駄にしません!
さらに、ホンネ不動産は仲介手数料が0円から。およそ家賃1ヶ月分の初期費用をまるっと節約できます。来店も不要なので、遠くに住んでいて引っ越し先の不動産屋に行けず不安に思っている方や、営業トークではなく”本音のアドバイス”を聞いて物件を選びたいという方にもオススメです。
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