オンライン内見の注意点は?メリット・デメリット解説!失敗しない部屋探し

オンライン内見の注意点は?メリット・デメリット解説!失敗しない部屋探し

【監修】角名 達矢

(株)ホンネ不動産創業者、宅地建物取引士、不動産業界20年以上。22歳の時に就職した会社にて不動産業界の慣例・慣習があまりにもひどく衝撃を受け、実務を経験した後27歳で独立。TVメディアに多数出演。賃貸仲介・売買仲介ともに経験豊富です。

オンライン内見は、現地に足を運ばずに住まいをチェックできる便利な方法として近年注目を集めています。特に遠方からの引っ越しや、忙しくて現地に行く時間が取れない方にとっては大きなメリットとなる一方、画面越しでは分かりづらい部分もあるため注意も必要です。

本記事では、オンライン内見の仕組みからメリット・デメリット、向いている人の特徴、注意点などを分かりやすく解説。失敗しない部屋探しのために、ぜひ参考にしてください。

そもそもオンライン内見とは?

オンライン内見とは、スマートフォンやPCを通じて、現地に足を運ばずに物件を見学できるサービスです。近年では不動産会社がZoomやLINEビデオ通話などを使ってリアルタイムで物件を案内してくれる形式が主流で、内見者は自宅やカフェなど好きな場所から参加可能です。

事前に不動産会社と日程を調整し、担当者が現地から物件の内外を映しながら説明してくれるため、間取りや設備、周辺の雰囲気をある程度把握することができます。現地に足を運ばずに物件を見学できるため、特に遠方からの引っ越しや、忙しくて内見に行く時間がない人にとって非常に便利な手段となっています。

特にコロナ禍以降、需要が急増し、対応している不動産会社も増えました。利便性は高いものの、対面と比べると確認しにくい点もあるため、利用時にはポイントを押さえることが重要です。

現地に行かずに、物件見学が可能な方法

オンライン内見は、Zoom・LINEなどのビデオ通話アプリを使って不動産会社の担当者とつながり、リアルタイムで物件を案内してもらうのが基本スタイルとなっており、不動産会社によっては、事前に撮影された動画やVR(360度パノラマ)内見コンテンツを用意している場合もあります。

リアルタイムであれば質問もその場でできるのがメリットですが、映像は画質やカメラ操作に影響されるため、自分の気になる部分がしっかり確認できるよう、事前にチェックリストを作っておくとより安心です。

【オンライン内見の主なやり方】

  • ビデオ通話ツールを利用したリアルタイム中継
    Zoom・LINE・Google Meetなどを使い、不動産会社の担当者が現地で撮影しながら、リアルタイムで案内してくれます。質問があればその場で答えてもらえます。
  • 事前に撮影された動画の送付
    担当者が撮影した物件内の動画や、建物の外観・周辺環境の映像を送ってもらう方法。リアルタイムではないものの、都合の良い時間に確認できます。

【オンライン内見の基本的な流れ】

  1. 希望物件を選び、不動産会社に問い合わせ
    内見を希望する日時や方法(リアルタイムor動画送付)を伝えます。
  2. 日程調整とビデオ通話リンクの共有
    不動産会社から内見日時やツールのURLが送られてきます。
  3. 当日、端末でビデオ通話に参加
    担当者が物件をカメラで映しながら、部屋の広さや設備、収納、ベランダの景観などを丁寧に案内。
  4. 気になる点をその場で質問・確認
    日当たりや音の響き、周辺の雰囲気など、気になる部分は積極的に聞きましょう。
  5. 必要があれば録画や写真を後で送付してもらう
    再確認や家族への共有にも便利です。

Check !
オンライン内見では、物件間取り図を事前に確認しておきましょう。事前チェックを行うことで、部屋の広さ・形状や、家具のレイアウトなどがイメージしやすくなります。

注意点
・通信環境の影響で画質や音声が乱れる可能性があります。
・部屋のにおいや空気感、建物の古さなどは画面越しでは分かりにくいため、契約前に最終的な現地確認をおすすめします。

オンライン内見のメリットとは

オンライン内見は、時間と場所の制約を受けずに部屋探しができる画期的な手段です。特に遠方からの引っ越しや多忙なビジネスパーソン、一人暮らしを始める学生にとって非常に重宝します。以下では代表的なメリットを紹介します。

オンライン内見メリット:遠方で直接現地に行けなくても物件確認できる

オンライン内見最大の利点は、物件がある地域に足を運ばなくても、室内の様子をリアルタイムで確認できる点です。たとえば、地方や海外から首都圏へ転居する予定がある場合、時間と交通費を節約しつつ物件選びが進められます

また、複数の物件を比較したいときも、同日に連続してオンラインで見学することができるため、短期間で効率的に内見が進みます。特に急な転勤や入学・就職にともなう住まい探しでは、オンライン内見が大きな力を発揮します。

オンライン内見メリット:対面で相談するのが苦手な人でも利用できる

不動産会社とのやり取りに対して心理的ハードルを感じる人にとっても、オンライン内見は安心して利用できる手段です。ビデオ通話という一定の距離感があることで、必要な質問だけを冷静に確認できるほか、自宅など落ち着いた環境で視聴できるため緊張感も抑えられます

また、録画対応の内見であれば繰り返し見返すことができるため、自分のペースで情報整理ができるのもメリットです。

オンライン内見のデメリットとは

便利なオンライン内見ですが、やはり画面越しでは限界もあります。細かな部分まで確認したい方や、周辺環境を重視する人にとっては物足りなさを感じることも。ここでは注意すべきデメリットについて解説します。

オンライン内見デメリット:周辺環境など自分で確かめることができない

オンラインでは建物の内部はある程度確認できても、“現地ならでは”の感覚はつかみにくいのが実情です。たとえば、近くに交通量の多い道路がある、隣人の生活音が気になる、近所の治安が心配…といった点はオンラインでは判断しづらい部分です。

<オンライン内見で確認しづらいこと>

  • 物件や周辺の臭い
  • 設備不備
  • 部屋内の日差しの入り方
  • 騒音環境
  • 隣人の生活音、人の雰囲気
  • 近隣道路の交通量
  • 近所の治安

上記の要素を見逃して入居してしまうと、入居前と入居後の認識にギャップが生じてしまう可能性があります。

オンライン内見の際は、不動産会社の担当者に窓をあけてもらい外の音をチェックしたり、周辺環境について所感を聞くなど、気になる点は細かく確認するようにしましょう。可能であれば、物件が気に入った段階で現地周辺だけでも散策してみることをおすすめします。

オンライン内見デメリット:画質の粗さや手ブレで細かく見れない場合あり

オンライン内見は通信環境や使用機器によって、映像が粗くなったり手ブレが発生することがあります。特に細部(コンセントの位置、窓の開閉具合、壁の傷など)を確認したい場合、カメラ越しでは正確に伝わらないことも。

見逃したくないポイントがある場合は、事前にリスト化して担当者にしっかりリクエストすることが大切です。また、可能なら静止画の撮影や録画もお願いできると安心です。

オンライン内見が向いてる人は?

オンライン内見はすべての人に万能というわけではありませんが、特定の状況においては非常に効果的です。ここでは、オンライン内見を活用することで大きなメリットを得られる人の特徴について解説します。

海外や地方などの遠方から引っ越しする人

物理的に現地へ内見に行くのが難しい遠方在住の方にとって、オンライン内見は最適な手段です。海外や地方から都市部へ転居する場合、交通費や時間を節約しながら複数の物件を見比べられるのは大きな魅力です。

また、複数物件を連日見学することも可能で、スケジュール調整がしやすく、引っ越し計画をスムーズに進めることができます。転勤、就職、進学などの事情で時間に余裕がない方にもおすすめです。

多少のデメリットも許容できる人

オンライン内見は、便利である一方で「現地の空気感が分かりにくい」「細かい部分の確認に限界がある」などの短所もあります。そのため、これらのデメリットをある程度許容できる人に向いています。

たとえば「設備の詳細や日当たりはある程度確認できればOK」と考える方や、「最終的な内見は契約前に現地で行えば良い」と割り切れる方は、オンライン内見を有効活用できるでしょう。

オンライン内見はやめたほうが良い人

便利なオンライン内見ですが、すべての人にとって最適とは限りません。とくに“現地での体感”を重視する人には不向きな場合があります。以下ではオンライン内見を避けたほうがよい人の特徴を解説します。

細かく自分で確認をして安心したい人

「壁紙の色味」「天井の高さ」「周辺の音」など、自分の目と耳で確認して安心したい方には、オンライン内見は物足りなく感じる可能性があります。とくに初めての一人暮らしや、新築・リノベーション物件など、状態にこだわりたい人は現地での直接内見をおすすめします。

五感で感じる情報は画面越しでは得にくく、後悔のリスクも伴います。

家賃が相場よりも安い物件を選ぶ場合

家賃が相場より明らかに安い物件は、築年数や設備、日当たり、隣接建物との距離など、実際に見ないと判断できない“ワケあり”要素が潜んでいることがあります。そのため、価格が魅力的な分、リスクも理解した上で、現地での内見を行った方が安心です。

安さの裏側に問題が隠れていないかを見極めるには、実際に足を運んで確認することが重要です。

不動産会社によってはオンライン内見対応してないので注意

オンライン内見を希望する際には、不動産会社がそのサービスに対応しているかを事前に確認しましょう。すべての物件・管理会社がオンライン内見に対応しているとは限らず、物件によっては現地内見のみを前提としているケースもあります。

また、対応していても予約制・平日のみなど、条件が設けられている場合もあるため、余裕を持って問い合わせることが大切です。希望の物件が決まったら、早めに内見方法について相談しましょう。

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内見で気をつけるポイントなど解説してる関連記事

オンライン・現地を問わず、内見時には見るべきポイントが多数あります。気になる設備のチェック、日当たり、収納スペース、周辺の生活環境など、後悔しないためのチェックリストを活用しましょう。

以下の関連記事では、初めての内見でも失敗しないためのコツや、プロ目線で見るべき場所を詳しく解説しています。気になる方はぜひご覧ください。

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【監修】角名 達矢

(株)ホンネ不動産創業者、宅地建物取引士、不動産業界20年以上。22歳の時に就職した会社にて不動産業界の慣例・慣習があまりにもひどく衝撃を受け、実務を経験した後27歳で独立。TVメディアに多数出演。賃貸仲介・売買仲介ともに経験豊富です。

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