建物の構造の違い
建物の構造には「RC造」「SRC造」などいくつか種類があります。でも「RC造」っていったいどんな造り?
今回は建物の構造についてご紹介したいと思います!

RCとはどんな造りだろう・・・?
マンションやアパートなど、建物を建てる際に基本となる構造。
物件の図面にも大体表記されています。主に建物構造の種類を分けると4つに分類されます。
1、木造【W造】
2、鉄骨造【S造】
3、鉄筋コンクリート造【RC造】
4、鉄骨鉄筋コンクリート造【SRC造】
まず1の木造、昔からある日本の建築方法です。木造でもさまざまな工法がありますが、主流となっているのが「軸組み工法」というもので、柱と梁を組み上げていく工法になります。日本に建っている建物の7割ほどが木造建築となっており、お値段も鉄骨造や鉄筋コンクリートよりもお手頃です。「W造」とは木材の英語「Wood」の頭文字をとっていつけられています。
2の鉄骨造、鉄の柱で組んでいる建物ですが、柱以外は木を多く使っています。業者やハウスメーカーによっても違いますが、割合としては鉄骨が1割・木材が9割と非常に多いのです。細かく分けると「軽量鉄骨」と「重量鉄骨」に分かれます。違いは鋼材の厚さにあり、厚さが6ミリ以上の鋼材を使用した建物を「重量鉄骨」6ミリ以下のものを使用したものを「軽量鉄骨」と呼びます。こちらも比較的コストはお手頃で、1階から3階建てのアパートなどの構造に良くあります。
3の鉄筋コンクリート、日本で初めて導入されたのは1916年です。他の工法に比べて比較的歴史の浅い工法になります。色々な特徴がありますが、鉄の太い針金のようなものを編むように組み上げ、そこにコンクリートを流していき建物の構造を造っていきます。他の工法と比べてお値段は多少割高ですが、遮音性に優れているのでマンションなど高い階数の建物に使われる工法です。
4の鉄骨鉄筋コンクリート、こちらは鉄骨造と鉄筋コンクリートの組み合わせで出来ています。柱などの鉄骨の周りにさらに鉄筋コンクリート施した構造で大きな建物など頑丈な建築をするためにこの構造が用いられます。工期は長いですが、遮音性・耐震性が高いです。

建物によって色々な構造があります!
RC造やSRC造は鉄に加えてコンクリートが流し込まれているので、他の構造に比べて防音性に優れています。また、地震・火災・台風・水害などの災害に強い為、マンションや高層住宅で用いられるケースが多いと言えます。
ただ、コストは木造や鉄骨造よりもかかるので、家賃も高めに設定されてることが多いようです。
騒音が気になる方は防音性の高いRC造やSRC造のマンションがおススメです。
お部屋探しの際はぜひチェックしてみて参考にして下さい!