大好きなパートナーとの同棲生活。「どんな部屋に住もうか?」とワクワクする反面、お互いの生活スタイルが合うか不安を感じることもありますよね。本記事では、20代〜30代の同棲カップルに向けて、失敗しないための広さの目安と、生活ストレスを最小限に抑える間取りの選び方を徹底解説します。

結論:同棲の部屋選びは「広さ」より「間取り」で差がつく
結論からお伝えすると、同棲の成功を左右するのは、単純な「広さ(㎡)」ではなく「間取りの工夫」です。「広い部屋なら喧嘩もしないだろう」と思いがちですが、実はそうではありません。
同棲がうまくいく部屋・失敗しやすい部屋の違い
同棲がスムーズにいくお部屋は、「二人の時間」と「個人の時間」の切り替えが自然にできる構造になっています。逆に失敗しやすいのは、常に相手の気配や生活音が筒抜けで、一人になれる逃げ場がないお部屋です。
同棲の成功は、お部屋のオンとオフの切り替えができるかどうかにかかっています。
■ 失敗しやすい部屋
常に相手の視線や気配を感じ続け、一人の時間が全く持てない構造。また、洗面所が脱衣所を兼ねていて一人がお風呂に入っている間は歯磨きができないなど、「生活動線の干渉」が多いお部屋は、小さなイライラの積み重ねで喧嘩の火種を増やします。
■ うまくいく部屋
リビング(共有)と寝室(プライベート)が物理的な壁や扉でしっかり仕切られている。一人が深夜まで起きていても、もう一人が静かに眠れる。在宅ワーク中に相手の生活音がマイクに入らないといった「精神的な逃げ場」がある構造です。
数字(㎡)だけで選ぶと後悔しやすい理由
例えば同じ40㎡でも、一つの大きな部屋(1R)なのか、壁で仕切られた2部屋(2K)なのかで、ストレスの溜まり方は全く違います。不動産サイトに載っている「40㎡」という数字には、玄関、通路、キッチン、浴室、クローゼットの面積もすべて含まれています。
数字上の広さだけで選ぶと、「相手の寝息がうるさくて眠れない」「WEB会議の音がリビングに響いて仕事にならない」といった生活上の細かなストレスが積み重なり、関係が悪化する原因になります。
- デッドスペースの存在
廊下が長すぎる物件は、数字上は広くても「実際に家具を置ける有効面積」が極端に狭いことがあります。 - 収納不足の罠
「部屋が10畳あるから広い!」と思っても、収納が半畳しかなければ、部屋の半分が二人の荷物(服、キャンプ用品、趣味の道具など)で埋まり、実質的な生活スペースは4〜5畳になってしまいます。 - 「仕切り」の重要性
同じ50㎡でも、巨大な1Rと、壁のある2DKでは生活の質が全く異なります。数字ではなく「壁がどこにあるか」が、二人のプライバシーを守る砦になります。
広さと間取りのバランスが重要
同棲の部屋選びは、「予算(家賃)」「広さ(㎡)」「間取り(構成)」の三要素の最適解を見つける作業です。
例えば、家賃を抑えるために都心の1LDK(40㎡)を選ぶのか、それとも同じ家賃で少し郊外の2LDK(60㎡)を選ぶのか。二人の優先順位が「駅近の利便性」なのか「それぞれの作業スペースの確保」なのかを話し合うことが、後悔しない部屋選びの第一歩です。
「広い=正解」という固定観念を捨て、二人の"24時間の過ごし方"をシミュレーションした間取り選びを心がけましょう。
同棲カップルに人気の間取りランキング
実際に同棲をスタートさせるカップルに選ばれている間取りを、「なぜその間取りが選ばれるのか」「住んでから気づくリアルな使い心地」と共に紹介します。
1LDK|生活と寝室を分けられる王道
現在、20〜30代の同棲カップルに最も選ばれているのが「1LDK」です。8畳以上のリビング(LDK)と寝室が分かれているため、食事をする空間とリラックスする空間を明確に分けられるため、「食事や映画鑑賞はリビングで一緒に、寝る時は寝室へ」というメリハリがつかられます。
- 生活ストレスの観点: 「常に相手の存在を感じていたい」という親密度の高い時期には最適。ただし、どちらかが風邪を引いた際や、激しい喧嘩をした際に「別の部屋で寝る」という逃げ場がないのが弱点です。
- 失敗を避けるポイント: 1LDKは収納が一人暮らし用サイズであることが多いため、二人分の荷物を収められるクローゼットの有無を必ず確認しましょう。
2DK|プライベート空間を確保しやすい
「リビングはそこまで広くなくていいけれど、個室が欲しい」という現実派カップルに根強い人気です。築年数が経過している物件に多く、同じエリアの1LDKよりも家賃が1〜2万円ほど安いケースも。コストパフォーマンス良く「各々の個室を確保できる」のがメリットです。
- 生活ストレスの観点: 仕事の都合で起床・就寝時間がバラバラな場合でも、寝室を分けることで相手を起こしてしまう罪悪感から解放されます。
- 失敗を避けるポイント: 2DKはダイニング(食事スペース)が狭いことが多いため、「二人が並んで座れるテーブルが置けるか」を測っておくのが必須です。
2LDK|将来も見据えたゆとりある選択
在宅ワークが中心、家賃予算に余裕がある、もしくは郊外で広さを重視するカップルや、将来的に結婚・出産を視野に入れているカップルに選ばれています。広いリビングに加えて個室が2つあるため、仕事部屋と寝室を完全に分離できます。
- 生活ストレスの観点: 在宅ワークで1日中一緒にいても、物理的な距離を保てるため息苦しさがありません。また、将来的な結婚や出産を見越して、長く住み続ける前提で選ぶ方が多いのも特徴です。
- 失敗を避けるポイント: 部屋数が増える分、掃除や光熱費の負担も増えます。家賃以外の維持コストも二人の予算に含めておきましょう。
なぜ1K・1DKは選ばれにくいか
家賃は安いですが、一つの部屋を二人で共有するため、プライバシーがほぼゼロになります。一人が体調を崩した時や喧嘩をした時に逃げ場がなく、多くのカップルが「狭い・きつい」と感じて早期退去に繋がりやすいため、中長期の同棲には不向きです。
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二人暮らしに必要な部屋の広さの目安
同棲を始める際、「今の自分の部屋の2倍あればいいだろう」と安易に考えるのは危険です。二人暮らしでは、単に人数が2倍になるだけでなく、共有家具(ソファやダイニングテーブル)が大型化し、収納も急激に不足するからです。
国土交通省の指針などを参考に、現実的なラインをまとめました。
最低限必要な広さは30㎡(約18畳)
都市部で家賃を抑える場合の最低ラインです。家具を置くとかなり圧迫感が出るため、物を極力減らすミニマリスト的な生活が求められます。
- 生活感: 1DKや広めの1Kがこの広さに該当します。お互いに持ち込む荷物を最小限に抑え、ベッド以外に大きな家具を置かない覚悟が必要です。
- ストレス値: 「常に相手が視界に入る」状態が続くため、1年以上の長期的な同棲にはあまり向いていません。あくまで「一時的な節約」や「ほぼ寝るだけの生活」と割り切る人向けです。
快適に暮らすなら40〜50㎡が理想
一般的な同棲カップルが「窮屈さ」を感じず、精神的なゆとりを持って暮らせる理想的な広さです。ソファやダイニングテーブルを置いても余裕があり、収納スペースも確保しやすくなります。
- 生活感: 1LDKや2DKに多い広さです。ダイニングセットとソファを両方置くことができ、二人で食事をする時間と、ソファで別々にくつろぐ時間の両立が可能になります。
- 心理的効果: 相手と適度な「パーソナルスペース」を保てるため、無意識に蓄積されるストレスを大幅に軽減できます。
国土交通省が推奨する「居住面積水準」
国の指針(住生活基本計画)では、都市部での二人暮らしにおいて「健康で文化的な生活」を送るために必要な広さとして、55㎡(都市居住型誘導居住面積水準)を一つの目安としています。 これは、「在宅ワークを快適に行う」「将来の家族増に対応する」といった、少し余裕のある暮らしを想定した数字です。
間取りごとの平均的な専有面積と畳数
| 間取り | 平均的な面積 | 二人での住み心地評価 |
| 1K・1DK | 25〜35㎡ | ★★☆☆☆|荷物の整理が必須。プライバシー確保は困難。 |
| 1LDK | 35〜45㎡ | ★★★★☆|同棲の王道。二人の時間を大切にしたいならベスト。 |
| 2DK | 40〜50㎡ | ★★★★☆|コスパ重視派向け。個室を持てるのが最大の強み。 |
| 2LDK | 50〜65㎡ | ★★★★★|余裕の広さ。在宅ワークや将来設計も安心。 |
間取り別メリット・デメリット徹底比較
ここで、各間取りが生活にどう影響するかを深掘りします。ここが「失敗しない判断」の最重要ポイントです。
1K・1DK|家賃は安いが同棲には不向きな理由
- メリット: 家賃を大幅に節約できる。
- デメリット: 相手の生活音が全て聞こえる。一人がWEB会議をしていると片方は息を潜めていなければならない。喧嘩しても同じ部屋に居続けなければならず、精神的にハード。
1LDK|同棲で最もバランスが取れた間取り
- メリット: リビングが広いため二人の時間を楽しめる。寝室を分けることで、起床時間が違うカップルでも睡眠を邪魔しにくい。
- デメリット: 一人が風邪を引いた時などに完全な隔離が難しい。片方がリビングで夜更かししていると、寝室に音が漏れることがある。
2K・2DK|個人の時間を大切にできる
- メリット: 各自の部屋を持てるため、趣味や仕事に没頭できる。喧嘩しても物理的に距離を置ける。
- デメリット: 築年数が古い物件が多く、キッチンや水回りの設備が最新でないことがある。リビングがないため、二人の団らんがどちらかの個室になりがち。
2LDK|在宅ワーク・将来を見据えた選択
- メリット: 圧倒的な開放感。仕事部屋、寝室、リビングを完全に分けられる。将来子供ができてもそのまま住み続けられる。
- デメリット: 家賃相場が高い。掃除の手間が増える。
ライフスタイル別|同棲カップルの最適な間取り
「広い=正解」ではありません。二人の日常を時間軸でシミュレーションし、最もストレスの少ない間取りを選びましょう。「部屋の数」と「壁の配置」が、二人の関係性を守る砦になります。
■ 二人とも在宅ワークが多い場合
- 推奨:2LDK以上(または独立した2つの居室がある2DK)
- 理由: 1LDKで一人がリビング、もう一人が寝室で仕事をすると、お互いの休憩時間や生活音がWEB会議に映り込むリスクがあります。仕事の集中力を保ち、プライベートとのオンオフを明確にするには、物理的にドアを閉められる「それぞれの作業個室」がある間取りが必須です。
■ 生活リズムが違うカップルの場合
- 推奨:1LDK以上(ただし「寝室」と「リビング」が隣接していないタイプ)
- 理由: 片方が深夜に帰宅し、片方が早朝に起きるような場合、寝室の壁一枚隔ててリビングがあると、テレビの音やキッチンの物音で睡眠を妨げてしまいます。寝室が廊下を挟んで独立している、あるいはクローゼットを挟んで配置されている間取りを選ぶと、睡眠不足による喧嘩を劇的に減らせます。
■ 荷物が多い・趣味のスペースが欲しい場合
- 推奨:2DK(広さより「部屋数」重視)
- 理由: 築年数が経過した2DKは、同条件の1LDKよりも安く借りられることが多々あります。その浮いた予算で「一部屋をまるごと収納・趣味専用部屋」にする贅沢な使い方が可能です。リビングの広さにこだわらず、居住空間を常にスッキリ保ちたいカップルに最適です。
■ 来客が多く友人を呼びたい場合
- 推奨:1LDK(リビングの広さを最優先)
- 理由: 友人や家族を頻繁に招くなら、寝室をコンパクトにしてでもLDK(リビングダイニング)が10畳以上ある物件が理想です。プライベートな寝室はドアを閉めて隠しつつ、開放的なリビングでゲストとゆったり過ごすことができます。
同棲で後悔しやすい部屋選びの失敗例
内見で見落としがちな、住んだ後の「リアルな不満」や実際にあった「失敗例」です。
- 寝室とリビングが分けられない
「疲れて早く寝たいのに、隣で相手がテレビを見ている光が気になって眠れない……」という不満。 - 収納が足りずストレスが溜まる
二人分の荷物は想像以上に多いです。クローゼットが溢れ、リビングに荷物がはみ出すと、部屋が常に散らかって見え、お互いにイライラしやすくなります。 - 収納の「数」より「位置」の失敗
クローゼットはあっても、玄関付近にコート掛けがない、洗面所にタオル置き場がないといった「動線上の収納不足」は、部屋が散らかる最大の原因になります。 - 生活音への無頓着
木造アパートの2DKなどは、部屋は分かれていても壁が薄く、隣の部屋の話し声が筒抜けなことも。「部屋が分かれている=静か」とは限りません。 - 動線が原因で揉めやすい
「朝の忙しい時間に洗面所が一人しか使えず大渋滞」「キッチンの通路が狭くてすれ違えない」といった細かな不便が、毎日のトゲになります。 - キッチンの作業スペース不足
二人で料理を楽しみたいと思っていても、調理台が狭いと一人しか立てず、結局片方が「待っているだけ」になり、不満が溜まります。
内見で失敗しないためのチェックリスト
内見時は「広さ」や「綺麗さ」に目を奪われがちですが、以下の「実生活」に直結するポイントを確認してみてください。
- 家具配置と動線
ベッドや冷蔵庫を置いたとき、クローゼットの扉が全開になるか?二人がすれ違うスペースは残っているか?を実際にメジャーで測りましょう。 - 収納の「奥行き」と「高さ」
二人分の布団や衣装ケース、大きなスーツケースが2つ収まるかを確認。 - コンセントの位置と数
特にベッド周りとキッチン、デスク周り。延長コードだらけになると掃除がしにくく、火災のリスクや見た目のストレスにもつながります。 - 防音性のリアルな確認
壁を軽く叩いてみて音が響かないか、隣の部屋の音や共用廊下からの足音が聞こえすぎないか。また、排水の音や外の騒音もチェックが必要です。
同棲の部屋選びでよくある質問Q&A
1LDKは狭い・きついって本当?
A. 40㎡以上の広さがあれば快適ですが、「一人の時間の重要度」によって感じ方が変わります。
二人で一緒に過ごす時間を最優先するなら、1LDKは非常に効率的な間取りです。しかし、リビングと寝室しか室内の逃げ場がないため、「喧嘩をした時」や「一人の世界に没頭したい時」に息苦しさを感じるカップルもいます。
自分たちの性格が「常に一緒」で平気か、「たまには離れたい」派かを事前に話し合っておくのが失敗しないコツです。
喧嘩が増えにくい間取りはある?
A. 断然「2部屋以上の個室がある間取り(2DK・2LDK)」です。
心理学的な観点からも、物理的に距離を置いて「頭を冷やせる場所」があることは非常に重要です。2つの部屋があれば、一人が寝室、もう一人が趣味の部屋へと移動して感情をクールダウンさせることができます。1LDKなどの場合は、リビングの中にパーテーションや家具で「自分専用のコーナー」を作る工夫をすることで、衝突を減らすことが可能です。
家賃はいくらくらいが現実的?
A. 二人の手取り合計の「25%以内」に抑えるのが、仲良く暮らすための黄金比です。
一般的には「30%以内」と言われますが、同棲を始めると食費や光熱費、デート代など共通の出費が増えるため、固定費である家賃は低めに見積もるのが安心です。家賃のために生活がカツカツになると、心の余裕がなくなり些細なことで揉めやすくなります。
将来の結婚資金や旅行代を無理なく貯められる金額設定を優先しましょう。
将来引っ越す前提ならどの間取りがいい?
A. 2〜3年で住み替える予定なら、初期費用や退去時の手間を抑えやすい「1LDK」が最も身軽です。
賃貸の場合、1LDKは供給数が多く、人気も高いため、契約更新のタイミングで新しい部屋へ移る際の「基準」が作りやすいのがメリットです。また、2LDKに比べてエアコンなどの付帯設備が少なくて済むため、引っ越しの際の荷詰めや設置コストも抑えられます。
一方、数年内に「結婚・出産」の予定があるなら、あえて最初から2LDKを選んでおくことで、高額な「次の引っ越しの初期費用(敷金・礼金・仲介手数料)」を浮かせるという長期的な節約術もあります。
まとめ:同棲は「広さ」より「相性」で選ぶ
同棲向きの間取りには、お互いの生活リズムを尊重しプライバシーを確保できるという明確な傾向がありますが、単に「広さ」や「家賃の安さ」といった数字だけで決めてしまうと、入居後の生活ストレスから関係悪化を招く原因になりかねません。二人が長く仲良く暮らすためには、表面的な条件よりも「二人の日常の相性」にフィットする間取りを見極めることが何よりの成功法則です。
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