家賃が安くなったら嬉しいですよね。毎月の出費なので出来る限り押さえたいところだと思います。今回はプロからの視点で実際に家賃が下がるデメリット集をまとめてみました!逆を言えばこれらの点が妥協できればお得に引っ越しが可能かも!?
周辺環境がよろしくない ~地域~
周辺環境があまり好ましくないと当然に家賃も安くなる可能性がございます!
以下、何点か項目をあげるので気にならない方はお得に引っ越しが出来るかもしれません!
●お墓が窓から見えたり距離が近い、駅の途中でお墓がある、斎場が近くにある
普通に怖い、お盆シーズンはお香の匂いが気になる、霊柩車や喪服の人が多い。
お墓は建物が建たないので日当たりが良くなる傾向があります!
●近隣が建築工事中、建築計画がある
騒音の可能性が平日は17時までだが突貫工事などの場合は土日や夜中まで工事をするかもしれないです。
また着工、完了予定が記載されているのでチェックしましょう!
●工業地域、工業専用地域に隣接している
空気が悪い、工場によっては匂いもある。お子様がいる家庭はこういった近隣は好ましくないかと思います。
さらに大型車が通行する可能性もあるので道路状況などのチェックが必要です。
勤務先が工場のかたは通勤時間も少なく家賃が下がれば魅力的かと思われます。
●風俗街、歓楽街が近い
基本が商業地域なので飲食店、パチンコ店が密集しており騒音の可能性があります。
キャッチなど必要以上に声をかけられるかも…
接待や外食が多くお酒好きなかたはこのような地域は魅力的に感じるかも…
治安などの情報は下記の警視庁が公開している犯罪の数で判断するのが良いです。
●鉄塔/高圧線がある
近くに鉄塔/高圧線は低周波の電磁波を発しています。これが健康被害につながるといわれています。健康被害については賛否両論あり、健康被害があるという報告がある一方で、健康面にはまったく問題ないと言う人もおり、人によって個人差はあるようです。また電波障害などがあるということも考えられております。
●周りに何もない
生活するうえでスーパーや薬局などが近くにないと困ります。
このように不便になることで家賃は下がります 配達などを活用すれば意外と買いに行く必要もなくなるので便利かも。
周辺がうるさい ~騒音~
●幹線道路沿い(大通り沿い)高速道路
道路面にバルコニーがある部屋は安くなる傾向にあります 高速道路が目の前にある3階~4階の部屋も
また緊急車両が通過する可能性も高いので近くに警察署、消防署、病院などがないかチェックしましょう。
自分が発信する音が気になるかたはかえって騒音があったほうがよいかも。
●線路沿い
電車は365日休まずに動いております 私は線路沿いに住んだことがあるのですが不眠症になってしまいました...
ただ駅から近くなる可能性があることや日当たりなどがよくなるかもしれないです。
1や2での地域を調べるのに革命的なサイトはグーグルマップのストリートビューです!
以前の記事にてご紹介しているのでぜひ、ご覧ください!私ども不動産業のプロでもこちらは接客に使用しております。
設備がよろしくない
●プロパンガス
アパートなどの脇によく設置してある筒状のボンベがついているのがプロパンガスとなります。
基本料金や平方メートル単価が高いところもあるので必ずガス会社に料金の確認しましょう。
●バランス釜
浴槽の横に釜があって、その釜でお湯をガスで沸かす機械になります
釜を設置しないといけない為、場所が取られて正方形の浴槽になることが多いです
メリットとしては追い炊きなどは可能です
●電気コンロ
蚊取り線香みたいな電気コンロは家賃が下がる傾向にあります。
単純に料理を日頃する人はおすすめができませんが食事を外食やお弁当を中心としているかたであれば家賃が安くなります!
●セントラル給湯
加熱装置など1ヵ所に設け、配管によって各部屋へ供給する仕組みです。ただ基本料金がかかるので必ずチェックしてください。
通常は個別で各部屋に加熱装置を設置されているケースが多い。
●エレベーターがない
所在が5階でエレベーターなし...毎日階段だと厳しいですよね。
ただダイエットや筋トレと思考を変えて見ればお得に感じるかも!?
●和室(畳)
最近は洋室が人気なので和室のお部屋だと安くなる傾向にあります。
畳に何かを敷いて使えば普通に気になりません ちなみに自分の家も和室です。
●3点式ユニットバス
浴槽、トイレ、洗面台が一緒になっているものです。
バストイレ別の物件が人気なので家賃が下がる傾向にあります。
交通機関に遠い 不便
●駅から遠い
最寄り駅から徒歩10分以上離れると家賃が下がってきます、さらに駅から遠ければ遠いほど減額していきます。
自転車やバスなど利用したり、勤務先などに車やバイクなどで通勤する人にはおすすめかも!?
●各駅停車駅
交通便が悪いところになるので近隣の急行、特急などの停車駅より家賃が下がります。
単純に電車の数が減りますが各停なのでそんなに混まないのが魅了です。
●最寄り駅までに障害が...
最寄り駅までに【信号機、踏切(開かずの踏切)、高低差(アップダウン)】などの障害があればあるほど家賃は安くなります。
物件探しにおいて駅までしっかりと自分の足で歩くことを心がけましょう。
建物の共用部、位置状況がよろしくない
●1階や半地下、地下にある物件
単純に1階や地下は日当たりが悪くなる可能性が高く、さらに湿気も多くなります。
また地下ですと通行人の視界から外れ、泥棒が入りやすい状況になります。
●飲食店が建物内に入ってある
単純に匂いや騒音、ゴキブリなどが発生しやすくなります。
しっかりと排気しているダクトなどの位置もチェックしておきましょう。
●道路面に部屋がある
1階の道路面の部屋だと女性のかただと洗濯物を干しづらくなります。
また通行人の視線も感じるため、家賃が安くなります。
仕事であまり部屋にいる時間が少ないかたであればあまり気にしなくて良いのかもしれません。
●バルコニーや窓面の目線が隣りと会う、近い
人間なのでやはり人の目線は気になります。都心においては坪単価が高いため建蔽率を最大限に建物を作るので目の前が目線が合う可能性が高くなります。
●電波が悪い
RC造やSRC造などのマンションで入り組んだところにある部屋は電波状況が悪くなる傾向があります。
マンションなどの内覧をする際は必ずバルコニーから離れた室内にて電波をチェックしましょう。
日当たりが悪い
●北向き
南向きが日当たりが1日中良い反面、北向きはあまり日が入ってきません。
夜勤のお勤めのかたは逆に日当たりがあると昼間に寝れないので良いかもしれません。
タワーマンションの上層階の場合は逆に高くなる傾向もございます。理由としては南向きだと日当たりが良すぎて暑いからです。
●目の前に建物がある
商業地域などは目の前に高い建物がある可能性が多いです。
日当たりが悪くなるのはもちろんのこと通期などもよくない場合があるのでしっかりと風の通りをチェックしましょう。
構造などの条件がよろしくない
●木造や軽量鉄骨造
単純に建築コストが安いため、家賃も安くなります。
防音性がないことで回りの声や生活音が聞こえてしまう可能性が高くなりますが部屋が広くなったり、マンションと比べて条件が良くなります。
●築年数が古い
古ければ古いほど家賃が下がる傾向にあります、やはり綺麗にしようとしても箇所をみると隠しきれません
また基準として考えるのは新耐震基準かどうか、1981年の5月31日以降より前であればさらに家賃の減額も考えられます。
その情報は過去の記事でもご紹介しております。
耐震基準って何?1981年6月1日以降がお勧めって知ってる?
リノベーションをした物件の場合は内装代がかかっているのでその分、オーナーとしては家賃を上げる傾向があります。
オーナーの気持ちとしてお金がかかった分は取り戻そうとするのはよく理解ができます。
●間取りが悪い
意外と気づかない人が多いのですが間取りが使いづらい物件ですと家賃が安くなる傾向にあります。
下記の図面をご覧ください
洋室が10帖もあって一見、広く使えそうな間取りです。
ただよく考えてみてください、洋室10帖とはキッチン前やお風呂前、収納前、玄関前も含んでおります。
そこで家具や家電の配置などのものが置けそうにないところを蛍光ペンで記載してみました。
この通りに塗りつぶしてみると洋室10帖が全て使えるわけでないので狭くなってしまうのは分かりますか?
またここから人が通る動線なども考えると実質の使える洋室はおそらく10帖の半分ぐらいしか使えないかと思われます。
このように間取りが悪いことで家賃が安くなっていることがあります。
●階段が専有面積に含んである
下記の間取りのように階段が専有面積に含んである物件は家賃が安くなります。
広いと思いきや狭い.....ただ階段の空間を使って何か置けばよいかもしれないですね。
心理的瑕疵物件
建物や部屋で自殺があった。殺人事件が起こった。死因は病死だが発見がかなり遅れたため死体が腐敗して匂いが残った。
このように人が嫌がるような心理的な瑕疵がある物件は相場賃料に比べて 約10-20% 程の家賃の減額が見込めます。
もちろんそれ以上にもっと心理的な瑕疵があればさらに安くなるかもしれないですがやはりちょっと抵抗があると思います
図面にはよく ※告知事項があり と記載されております
当社でも記事で紹介しておりますが下記の大島てるというサイトでチェックができます。
また当社で紹介した以前の記事もチェックしてみてください!
定期借家契約 (再契約が出来ない)
まず定期借家契約とは何かというとご存じでないかたは下記をご参照ください。
契約で定めた賃貸期間が終了すると借家契約も終了し、借家人は退去をしなければならないとする契約。
原則として契約の更新はできず、再契約には貸し主・借家人双方の合意が必要。
記載のとおり、期間が定められている契約ということです。
海外に赴任されるかた(期間の定めのある)で住宅ローンが残っているケースだとこのような契約方法で依頼するお客様は多いです。
定期借家契約の契約期間が短ければ短いほど家賃の減額は見込めます。
●定期借家契約(再契約型)
上記とは別に定期借家契約でも再契約が可能という募集の方法もとっている会社もございます。
何故そのような募集方法になるかを簡単に説明すると【不良入居者】を退去してもらうためです。
不良入居者とは家賃の滞納、近隣からのクレーム、しばしの注意したが全く変わる様子がないなど、そういった場合は貸主側から通知があり再契約が出来なくなります。
このような再契約型の定期借家契約だと家賃の減額は見込められません!!!
過去に公開した記事もチェックしてください!
危険な区域内に建物がある
場所によっては災害が警戒される区域がございます。当たり前のことですが危険な地域に指定されていると家賃が安くなります。
●土砂災害警戒区域、土砂災害特別警戒区域
土砂災害警戒区域とは土砂災害のおそれがある区域です。
土砂災害特別警戒区域とは建物が破壊され,人命に大きな被害が生ずるおそれがある区域です。
●津波警戒区域
津波が発生した場合に住民等の生命又は身体に危害が生ずる恐れがあり、津波による人的災害を防止するために警戒避難体制を特に整備すべきとして指定された土地の区域をいう(津波防災地域づくりに関する法律)。
現在、東京都は指定されていないですが津波警戒区域だと家賃は安くなります。
●宅地造成規制区域
宅地として造成することによって、崖崩れや土砂の流出による災害が発生するおそれがある区域です。
東京都の物件であれば東京都都市整備局の宅地造成工事規制区域を調べることができます。
ハザードマップはご存知ですか? の記事でも災害地域などが分かりますので有効活用ください。
管理会社の対応が悪い
管理会社がおかしなところだと家賃が相場より安くなってるケースが考えられます。
具体的にどのような点が変かというと【敷金の返還をしない(退去時に高額請求)、昔からの考え方を変えない、業界ルールや約束を守らない】などさまざまなことが考えられます。
対策として家賃が安いと思ったら、申込先の管理会社をインターネットでの評判や口コミを確認しましょう。
管理会社が変なところは必ず他のかたも被害にあっております。
ただ内覧までして申込みをしようとなって管理会社を調べたら悪い評判が書かれていたなど...
いままでの時間が勿体ないとなってしまう前に当社へご連絡ください!
当社ではこういった管理会社が変なところは情報を隠さずお客様へお伝えしております。
理由としては下記のサイトをご覧いただければわかっていただけるかと思います。
その他
その他、家賃が安くなるに要件に以下の物件が考えられます。
●初期費用が高い
今はそんなに多くはなくなっておりますが礼金や敷金が2カ月ずつの物件だと家賃が安く設定されている場合があります
長く住む予定のかたはお得になる可能性があります!
考え方の例としては…
家賃10万 初期費用60万 周辺の初期費用相場40万=差額20万
周辺の相場より5,000円安い場合=差額5,000円 推定入居期間が5年の場合 60カ月×5,000円 =30万
このように10万ほどお得になります。
初期費用が高い場合は以前の記事で書いた【賃貸の初期費用が安くなる9つの方法(ポイント)】をご確認ください。
●入居者が微妙&隣に住んでいるがちょっと...
モラルがない住人ばかりだとやはり嫌ですよね。
また隣人がちょっかいを出してきたり、人的な騒音などなど。
逆にそんなの気にならないよ!というかたは家賃が安くなります!
確実ではないですが見分けるポイントとして、
- 共有部分に禁止事項の張り紙が数多くあるか
- 募集図面に業種問わず誰でも入居相談とか書いてある
- 迷惑な住人の隣り上下に空室があるか
- チラシなどが散乱、ごみ捨てが雑、不法投棄
またオーナーが同じ建物内にいる物件はモラルがない住人は基本的には嫌がり選ばない傾向が多いです。
気になるかたは大家さん物件を探したり、審査が厳しいところの管理会社を選択するようにしましょう!
●差押え物件
まず差押えとは下記の説明文をご確認ください
民事執行法上の差押え 民事執行法上の差押え(さしおさえ)は、債権者の権利の実現のために、国が債務者に、財産(不動産、動産、債権)の処分を禁止することをいう。 原則として強制執行(競売や強制管理)に入る前段階の措置として行われる。
あまりピンとこないと思いますが、平たく言うと「お金を返してくれないと勝手に家を売ってしまうよ!」ということです。
- 6カ月以内に退去しなくてはならない可能性がある
- 敷金の返還請求が新しいオーナーにはできない
このようなことが問題なければ家賃が安くなっている可能性があります。
まとめ
以上、家賃が安くなる物件のデメリット集!12選になります。
(賃貸物件を探す際に注意するポイント)
デメリットを知ることによって、具体的に物件選びで注意しておきたいポイントもチェックできると思います。
デメリットを受け止めれば家賃が安くなりますし、探す際に注意するポイントとしても使えますのでぜひ参考にしてみてください。
系列の会社ですが、YouTube動画でも解説してるのでよければ見てみてください↓
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