7月入居の物件探しはいつから?最適な引っ越し時期と賃貸選びのコツと狙い目

7月入居の物件探しはいつから?最適な引っ越し時期と賃貸選びのコツと狙い目

【監修】角名 達矢

(株)ホンネ不動産創業者、宅地建物取引士、不動産業界20年以上。22歳の時に就職した会社にて不動産業界の慣例・慣習があまりにもひどく衝撃を受け、実務を経験した後27歳で独立。TVメディアに多数出演。賃貸仲介・売買仲介ともに経験豊富です。

7月に新しい住まいへ引っ越しを考えている方にとって、夏の時期のお部屋探しは「暑さ」や「梅雨」といった環境面での不安があるかもしれません。しかし、不動産業界のサイクルで見ると、7月は「閑散期」と呼ばれる時期にあたり、実は賢くお得に引っ越しができる絶好のタイミングです。ライバルが少ない中で、家賃交渉や初期費用の減額を狙いながら、納得のいく物件選びができるチャンスが広がっています。

本記事では、7月入居を成功させるための具体的なスケジュールや、夏の閑散期だからこそ実践すべき物件探しのコツを、分かりやすく解説します。

結論:7月入居の物件探しはいつから?

7月に入居を完了させるためには、早すぎず遅すぎない「最適な開始時期」を見極めることが重要です。賃貸物件は申し込みから実際に入居できるまで、一定の事務手続き期間が必要になるため、逆算して行動を開始しましょう。

7月入居を目指す場合、不動産業界の閑散期の波を上手に利用することがポイントです。この時期は不動産会社の担当者も時間に余裕があるため、丁寧な対応を受けやすいという特徴があります。しかし、のんびりしすぎると、希望の物件がタッチの差で埋まってしまったり、引っ越し業者の予約が取れなくなったりするリスクもあります。

ここでは、7月入居を成功させるための標準的な活動開始時期と、具体的な流れについて詳しく見ていきましょう。

最適な開始時期は5月中旬〜6月上旬

7月入居を希望する場合、本格的にお部屋探しを始めるベストなタイミングは「5月中旬から6月上旬です。これには、賃貸契約の商習慣が大きく関係しています。

多くの賃貸物件では、申し込みを行ってから入居審査、契約手続きを経て、実際に家賃が発生する(=入居する)までに、通常2週間から1ヶ月程度の期間を要します。また、退去する人は「1ヶ月前」までに解約通知を出すことが多いため、5月中旬頃になると、6月末に退去し7月から入居可能になる物件の情報が市場に出回り始めます。

この時期に動き出すことで、新着情報をいち早くキャッチしつつ、6月中にすべての契約手続きを終わらせて、7月早々に引っ越しをするという理想的な流れを作ることができます。早すぎると「即入居物件」の場合に6月分の家賃が発生してしまう恐れがあるため、この「5月中旬から6月上旬」というタイミングが最も経済的なのです。

物件探しから入居までの期間は約1〜1.5ヶ月

物件探しを開始してから、実際に新しい部屋の鍵を受け取って入居するまでのトータル期間は、一般的に「1〜1.5ヶ月」を見ておけば安心です。

入居までの期間内訳は以下の通りです。

  • 最初の1~2週間:ネットでの情報収集と実際の店舗訪問・内見⇒希望物件決定
  • 約3日~約1週間:申し込み⇒入居審査
  • 約1週間:契約書類準備 ⇒賃貸借契約(署名捺印)、初期費用の振込
  • 数日:鍵の受け取り⇒入居

7月は閑散期のため、審査や手続きが繁忙期ほど滞ることは少ないですが、それでも書類の不備や連帯保証人との連絡遅れなどがあれば、予定が後ろにずれてしまいます。1.5ヶ月の余裕を見ておくことで、引っ越し業者の選定や現在の住まいの不用品処分なども焦らずに進めることが可能になります。

7月入居の理想的なスケジュール例

7月上旬に入居する場合を想定した、具体的で理想的なモデルスケジュールを紹介します。

5月中旬:情報収集・条件整理(準備期)
まずはネット(SUUMOやHOME'Sなど)でエリアの相場を確認します。7月は物件数が限られるため、この段階で「これだけは譲れない」という条件を3つ程度に絞り込み、柔軟に動けるようにしておくのがコツです。また、夏の引っ越しは体力を消耗するため、不用品の処分や荷造りの計画をこの時期から立て始めると後が楽になります。

■ 5月下旬:不動産会社訪問・内見(活動期)
実際に店舗へ足を運び、気になる物件を2〜3件内見します。閑散期なので1日で効率よく、かつ一軒一軒を納得いくまで見学できます。この時期は梅雨時でもあるため、雨の日の建物の様子や湿気のこもり具合を確認できる絶好の機会です。内見時にはエアコンの動作チェックも忘れずに行いましょう。

■ 6月上旬:申し込み・入居審査(決断期)
気に入った物件に申し込みを入れます。この際、住民票や収入証明書などの必要書類を即座に提出できるよう準備しておくと、審査がスムーズに進みます。7月は管理会社も繁忙期ほど混んでいないため、3〜5日程度で結果が出ることが多いですが、連帯保証人を立てる際は確認連絡がスムーズに取れるよう根回しをしておくとさらに安心です。

6月中旬:重要事項説明・契約・支払い(手続期)
審査通過後、宅地建物取引士から重要事項説明を受け、正式に契約手続きを行います。最近ではオンライン(IT重説)での対応も増えています。契約と前後する形で初期費用も振り込み、契約を完了させます。このタイミングで引っ越し業者への予約も確定するようにしましょう。7月は業者の空きもあり、値引き交渉が最も通りやすい時期です。

6月下旬:引っ越し準備・ライフライン手続き(直前期)
荷造りを本格化させ、電気・ガス・水道の移転手続き、郵便物の転送設定などを行います。特にガスの開栓立ち会いは、引越し当日の暑い中での作業となるため、早めの時間帯を予約しておくのがおすすめです。

7月上旬:鍵の受け取り・入居開始(当日)
入居当日に不動産会社で鍵を受け取り、新生活がスタートします。荷物を搬入する前に、まずは室内の空気を入れ替え、バルサンなどの害虫対策を済ませておくと、その後の生活がより快適になります。

賃貸物件が多い時期と少ない時期

不動産の動向を把握することは、良い物件を安く借りるための基本です。不動産市場には、1年を通じて物件数が増減する明確な波が存在するため、自分がどのタイミングで探しているかを理解しておきましょう。

多くの人が動く時期には物件数が増えますが、その分競争も激しくなり、費用も高騰します。逆に、人の動きが鈍い時期には物件数は減るものの、借り手側に有利な条件が揃いやすくなります。

7月という時期が、年間カレンダーの中でどのような位置づけにあるのかを把握し、賢い選択ができるように知識を深めましょう。

物件が一番多い時期(繁忙期):1月〜3月

1年で最も物件数が増え、市場が活況を呈するのは1月から3月にかけての「繁忙期」です。これは、4月の新生活(進学・就職・転勤)に向けて、多くの人が一斉に動き出すためです。

この時期の特徴は、とにかく「スピード感」です。朝にネットで見つけた物件が、午後には申し込みが入って終了していることも珍しくありません。また、大家さんも「放っておいても次の入居者が決まる」と強気の姿勢であるため、家賃や礼金の交渉はまず不可能です。物件の選択肢は圧倒的に多いものの、じっくり比較検討する余裕はなく、費用面でも最も高額になりやすい時期といえます。精神的なゆとりを持って探したい方や、安さを優先したい方には、あまり向かない時期かもしれません。

物件が少ない時期(閑散期):6月〜8月

対して、6月から8月は「閑散期」と呼ばれます。4月の移動が落ち着き、大きなイベントが少ない夏の時期は、引っ越しを考える人が極端に減るためです。

この時期、市場に出回る物件の「総数」は確かに減りますが、それは「動きが鈍い」だけであり、決して良い物件がゼロになるわけではありません。むしろ、繁忙期に決まらなかった「掘り出し物件」が、空室期間を避けるために条件を下げて掲載されていることがあります。また、不動産会社の店内も混雑しておらず、一組のお客様に対してじっくりと時間をかけて接客してくれるため、納得のいくまで相談ができるという大きなメリットがあります。7月入居はこの閑散期のど真ん中にあたるため、まさに「質重視」のお部屋探しができる時期なのです。

賃貸市場の年間物件数カレンダー

1年間の物件数の推移と市場の傾向を分かりやすく表にまとめました。

時期区分物件数傾向
1月〜3月超繁忙期最大競争が非常に激しく、家賃交渉は不可。
4月〜5月落ち着き期繁忙期の残り物と、GW明けの動きが出る。
6月〜8月閑散期少ない競争が低く、家賃や初期費用の交渉チャンス。
9月〜10月準繁忙期やや多い秋の転勤シーズン。中規模な移動がある。
11月〜12月安定期少ない年末に向けて動きが鈍くなり、じっくり探せる。

この表からも分かる通り、7月が含まれる「6月〜8月」は、物件数こそ少ないものの、借り手にとって有利な条件(交渉のしやすさ)が揃っている、狙い目の時期であることが一目瞭然です。

7月の物件探しは狙い目?メリット・デメリット

閑散期にお部屋探しをする最大の魅力は、なんといっても「コストパフォーマンス」と「納得感」です。繁忙期には無視されていたような要望も、この時期なら通る可能性があります。一方で、「物件の選択肢」や「内見時の環境」については、ある程度の覚悟が必要です。

ここでは、7月の物件探しにおける具体的なメリットとデメリットを詳しく解説します。

メリット1:家賃や初期費用の交渉がしやすい

7月に物件を探す最大の利点は、家賃や初期費用の交渉が非常に通りやすいことです。

大家さんにとって、4月の繁忙期を過ぎても空室が続いている物件は「このまま夏を越すと秋まで埋まらない」という大きな不安要素になります。そのため、少し条件を下げてでも入居者を決めたいという心理が働きます。具体的には「礼金をゼロにしてほしい」「家賃を数千円下げてほしい」「フリーレント(家賃1ヶ月無料)を付けてほしい」といった交渉が成功しやすい傾向にあります。これだけで初期費用を10万円以上抑えられるケースもあり、予算重視の方には最高の時期と言えます。

メリット2:競争率が低く落ち着いて内見できる

次に挙げられるメリットは、ライバルが少ないため、自分のペースでお部屋を選べるという点です。

繁忙期は「内見予約を迷っている間に他の人に取られた」ということが頻繁に起きますが、7月はそんな焦りは無用です。気になる物件をじっくりと見学し、一度持ち帰って家族と相談したり、家具の配置をシミュレーションしたりする時間が十分にあります。不動産会社の担当者も、他のお客様の予約に追われていないため、駅からの道のりを一緒に歩いて周辺環境を解説してくれたり、建物の裏事情を教えてくれたりと、質の高い接客を受けることができます。

メリット3:引っ越し費用が安くなりやすい

物件の費用だけでなく、引っ越し業者への支払額が抑えられるのも7月の魅力です。

3月や4月は引っ越し料金が通常の2倍〜3倍に跳ね上がることもありますが、7月は引っ越し業者の稼働率が下がるため、料金設定が比較的リーズナブルになります。さらに、トラックの空きも多いため、希望の日時を指定しやすく、値引き交渉にも応じてもらえる可能性が高いです。また、エアコンの設置工事やネット回線の開通工事も、繁忙期に比べて予約が取りやすく、スムーズに新生活をスタートできるという隠れたメリットもあります。

【時期別】引越し料金相場と市場動向

区分目安の月料金傾向特徴(なぜ高い/安い?)
繁忙期(最も高い)3月〜4月⭐⭐⭐⭐⭐(最大)新生活(入学・就職・転勤)で依頼が集中。引越件数が最多で料金が跳ね上がりやすい時期
準・繁忙期(やや高い)2月、9月〜10月⭐⭐⭐⭐☆2月は繁忙期直前で増加。9〜10月は転勤・異動や賃貸市場が動きやすく、繁忙期に次ぐ混雑とされる
安定期(平常〜やや安い)5月、7月、12月⭐⭐⭐☆☆5月はGW後も含め引越が一定数ある。7月は夏休み前の需要でやや増える傾向
閑散期(最も安い)6月、8月、11月、1月⭐⭐☆☆☆(最安)5月〜1月は全体的に閑散期扱いで、特に6月・8月・11月・1月は引越件数が少ない傾向

デメリット1:物件の総数が少ない

避けられないデメリットは、やはり市場に出ている物件の絶対数が少ないという点です。

多くの人が4月までに移動を終えているため、新しい物件が次々と出てくるスピードは遅くなります。「特定のマンションに住みたい」「このエリアでこの間取り以外ありえない」といった非常に狭い条件で探している場合、希望に合致する物件が見つからない可能性があります。そのため、7月の物件探しでは、エリアを少し広げてみたり、築年数の許容範囲を広げたりといった、ある程度の柔軟性を持つことが成功のポイントになります。

夏の閑散期に良い物件を見つける4つのコツ

閑散期には、単にネットを眺めているだけでは気づけない「お宝」が隠れていることがあります。また、探し手が少ないからこそ、不動産会社を味方につけることで、未公開の情報を引き出すことも可能です。

物件数が少ない時期だからこそ、闇雲に動くのではなく、戦略的に情報を集めることが重要です。ここでは夏の時期に優良物件を逃さないための4つのポイントを紹介します。

Webサイトの新着物件情報をこまめに確認する

物件の回転が遅い閑散期だからこそ、「新着物件」の価値は非常に高くなります

7月に新規で出てくる物件は、急な転勤や結婚、あるいは解約通知が出されたばかりの「フレッシュな情報」です。これらは条件が良ければ、閑散期であってもすぐに埋まってしまいます。SUUMOやHOME'Sなどの大手ポータルサイトを活用し、希望条件を保存して新着通知が来るように設定しておきましょう。毎日決まった時間にチェックする習慣をつけることで、ライバルに先んじて問い合わせをすることが可能になります。また、情報の反映にタイムラグがあることもあるため、気になる物件があればすぐに電話で空室確認をすることが鉄則です。

複数の不動産会社に同時に相談する

「物件探しはどこの不動産屋でも同じ」と思われがちですが、実は会社によって得意なエリアや持っている情報が異なります。

特に7月のような時期は、特定のエリアに強い地元の不動産会社(地場業者)が、大家さんから直接依頼を受けていて、まだネットに載せていない情報を抱えていることがあります。大手チェーン店で広いエリアの相場を確認しつつ、狙っている街にある地域密着型の店舗にも足を運んでみることで、ネットには出回らない掘り出し物件に出会える確率が格段に高まります。

また、最近ではオンライン対応や情報の透明性に特化した新しいタイプの不動産会社も増えています。こうした会社は、店舗へ足を運ぶ手間を省ける「WEB内見」や「WEB相談」に精通しており、わざわざ暑い中店舗に行かなくても、プロの視点で物件のメリット・デメリットを率直に教えてくれるため、効率的かつ納得度の高いお部屋探しが可能です。閑散期は担当者も時間に余裕があるため、ポータルサイトの表面的な情報だけでは分からない「物件の真の価値」をじっくりと見極めることができます。

大手チェーン・地場業者・オンライン特化型など、異なる強みを持つ複数の会社を使い分け、情報の網を広く張りましょう。

希望条件に優先順位をつけて探す

物件数が限られる7月のお部屋探しでは、「100点満点」を求めすぎないことが重要になります。

自分の希望(家賃、広さ、駅徒歩、築年数、設備など)を書き出し、その中で「絶対譲れない(Must)」と「あれば嬉しい(Want)」に分類してください。例えば、「築年数は古くても、内装がリフォームされていればOK」「駅からは遠くても、バス便が充実していればOK」といった妥協案をあらかじめ持っておくことで、検索の幅が格段に広がります。7月は競争が少ない分、条件を少し緩めるだけで、広くて家賃が安いといった「コストパフォーマンスに優れた物件」に巡り会える確率が非常に高くなります。

空室期間が長い物件は条件交渉を狙う

閑散期ならではの攻めの戦略が、「長く空いている物件」を狙った条件交渉です。

ネット上で掲載開始日が古い物件や、不動産会社の担当者に「ここ、結構前から空いてますか?」と聞いて判明した物件は、大家さんが焦りを感じているサインです。こうした物件に対して、「家賃をあと3,000円下げてくれたら今日申し込みます」や「礼金をゼロにしてくれたら契約します」といった具体的な提案をしてみましょう。大家さんからすれば、7月の閑散期に空室が続くのは損失でしかないため、多少の値下げに応じてでも入居者を決めたいと考えるものです。この「交渉の余地」こそが、7月にお部屋探しをする最大の醍醐味です。

物件探しから入居までの6ステップ

賃貸契約は非常に多くの書類と手続きを伴います。特に7月入居の場合、梅雨の湿気や真夏の猛暑の中での作業となるため、段取り良く進めることが体力的にも精神的にも助けになります。

ここからは、初めての方でも迷わないように、理想のお部屋を見つけてから新生活をスタートさせるまでの標準的なステップを解説します。

希望条件の整理(家賃・エリア・間取り)

まずは、自分の生活スタイルに合った条件を固めます。

家賃は「手取り収入の3分の1以下」が基本ですが、7月は初期費用が抑えられる分、少し広めの間取りを狙ってみるのもアリです。また、夏の暑さを考慮して「エアコンの設置台数」や「日当たりが強すぎないか(西日の影響)」なども、この時期ならではの重要なチェック項目になります。エリアについては、最寄り駅からの距離だけでなく、実際に歩く道のりに「日陰があるか」「坂道が急すぎないか」といった点も考慮しておきましょう。

物件情報の収集(SUUMO・HOME’S)

条件が固まったら、大手ポータルサイトで検索を開始します。

7月は物件の入れ替わりが穏やかなため、1週間前の情報が残っていることも多いですが、逆に「すでに申し込みが入っているのに掲載されている」ケースもあります。気になる物件を見つけたら、まずはその画面を保存しておきましょう。また、エリアの相場を把握しておくことで、後々の交渉時に「近隣の似た物件はこの家賃なので」という根拠として使うことができます。

不動産会社への問い合わせ・相談

良い物件が見つかったら、不動産会社に問い合わせを行います。

この際、「他にも似たような条件で、まだネットに出ていない物件はありますか?」と一言添えるのがコツです。また、7月は暑さが厳しいため、1日に何件も内見するのは大変です。事前に条件を詳しく伝え、あらかじめ「本当に見る価値がある物件」を数件に厳選してもらうよう、担当者とコミュニケーションを密に取りましょう。

物件の内見

実際に物件の中を確認します。

7月の内見で必ずチェックすべきなのは、「エアコンの動作確認」と「日当たりの影響」です。空室期間が長いと、室内に熱がこもっていることがあります。窓を開けた時の風通しや、遮光カーテンが必要なレベルの日差しではないかを確認してください。また、梅雨時期であれば「カビ臭さがないか」「収納内部が湿っぽくないか」も重要な判断基準になります。

入居申し込みと審査

住みたい部屋が決まったら、入居申込書を提出します。

本人確認書類(免許証など)や収入を証明する書類(源泉徴収票など)が必要になります。7月は管理会社も繁忙期ほど混んでいないため、審査は比較的早く、3〜5日程度で結果が出ることが多いです。ただし、連帯保証人への電話確認が必要な場合、その方がつかまらないと審査が止まってしまうため、事前に連絡をしておいてもらうようにしましょう。

賃貸契約と鍵の受け取り

審査に通ったら重要事項説明を受け、説明に納得した後、正式に契約を交わします。

契約書類の署名捺印、初期費用の振込が完了すれば、あとは入居日を待つだけです。鍵の受け渡しは、入居当日に不動産会社の店舗で行われるのが一般的ですが、なかには郵送対応を行っている会社もあります。鍵の受け渡し方法や受け渡し場所は事前にしっかり確認しておきましょう。

7月の引っ越しは非常に体力を消耗するため、鍵を受け取ってから荷物が届くまでの間に、室内の清掃や防虫対策(バルサンなど)を済ませておくと、その後の生活が快適になります。

7月入居の物件探しに関するQ&A

7月の物件探しにまつわる、よくある疑問や不安にプロの視点から回答します。

季節特有の悩みや、他の月との比較など、知っておくと得をする情報をまとめました。お部屋探しは情報を持っている人ほど有利になります。自身の状況に当てはめて、ぜひ参考にしてください。

7月は本当に良い物件が少ない?

A. 物件数は減りますが、「質」の高い物件に出会える確率は高いです。

確かに1月〜3月の繁忙期に比べると、退去者の数が少ないため市場に出る数は減ります。しかし、その分「おとり物件」や「質の低い物件」も減り、本当に貸したい大家さんの優良物件が目立ちやすわれます。また、競争相手がいないため、繁忙期なら数時間で埋まるような人気物件を、ゆっくりと見極めてから契約できるという大きなメリットがあります。数は少なくても、「自分にぴったりの1軒」を見つけ出すには、かえって好都合な時期とも言えます。

梅雨や暑さは内見に影響する?

A. 影響はありますが、物件の「真の姿」を知るチャンスでもあります。

雨の日の内見は、雨音の響き方や建物の雨漏り、湿気のこもり具合を確認する絶好の機会です。また、真夏の暑い日に内見することで、断熱性能やエアコンの効き具合、西日のきつさを身をもって体験できます。快適な季節に内見して、住み始めてから「夏がこんなに暑いなんて!」と後悔するリスクを避けられるため、環境が厳しい時期の内見は、実は失敗しないお部屋探しのための重要なステップと言えます。

6月・8月入居との違いは?

A. 7月は「コスト」と「スケジュール」のバランスが最も良い時期です。

6月はまだ梅雨の影響が強く、引っ越し作業が雨に見舞われるリスクが高いです。8月は猛暑のピークであり、引っ越し作業の熱中症リスクや、お盆休みの影響で不動産会社や管理会社が長期間休みになるという不便さがあります。7月(特にお盆休み前)は、6月よりも晴れ間が増え、8月ほどの極端な暑さになる前に行動できるため、閑散期のお得さを享受しつつ、比較的スムーズに動ける「中だるみのないベストタイミング」と言えるでしょう。

まとめ

7月入居の物件探しは、物件数が少ないという懸念はありますが、それを上回る「家賃交渉のしやすさ」「競争の低さ」「引っ越し費用の安さ」という、閑散期ならではの大きな恩恵を受けることができます。

夏の暑さや梅雨という厳しい環境下でのお部屋探しになりますが、だからこそ物件の断熱性や湿気対策を自分の目で厳しくチェックでき、失敗しない住まい選びに繋がります。

ネットの新着情報をこまめに確認し、プロのアドバイスをくれる不動産会社を味方につけて、自分だけの掘り出し物件を勝ち取りましょう。しっかりと準備をして、納得のいく条件で素晴らしい夏のスタートを切ってください。

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【監修】角名 達矢

(株)ホンネ不動産創業者、宅地建物取引士、不動産業界20年以上。22歳の時に就職した会社にて不動産業界の慣例・慣習があまりにもひどく衝撃を受け、実務を経験した後27歳で独立。TVメディアに多数出演。賃貸仲介・売買仲介ともに経験豊富です。