引っ越し料金が安い時期と高い時期はいつ?費用相場や安く抑える方法を紹介

引っ越し料金が安い時期と高い時期はいつ?費用相場や安く抑える方法を紹介

【監修】角名 達矢

(株)ホンネ不動産創業者、宅地建物取引士、不動産業界20年以上。22歳の時に就職した会社にて不動産業界の慣例・慣習があまりにもひどく衝撃を受け、実務を経験した後27歳で独立。TVメディアに多数出演。賃貸仲介・売買仲介ともに経験豊富です。

引っ越し料金を安く済ませたいなら、時期選びが重要です。引っ越し業者も賃貸物件も、時期によって料金が大きく変動します。 この投稿では、引っ越し業者の料金が安い時期と高い時期、賃貸物件の家賃と初期費用が安い時期、不動産屋だから知っている安く引っ越しする方法などを紹介します。

【料金相場】引っ越し時期でどれくらい変わる?

引っ越し料金は時期によって大きく変動し、繁忙期と通常期とでは料金に大きな差が出ます。最も安いのは5月から1月までの通常期で、平均相場は25,000円から45,000円程度です。繁忙期である2月、3月、4月は需要が高いため、平均相場が35,000円から60,000円程度まで跳ね上がります。

物件数家賃の安さ引っ越し費用
の安さ
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月

引っ越しを安く抑えるためには、通常期に引っ越しをするのが一番です。しかし、繁忙期に引っ越しをしなければならない場合は、引っ越し業者を比較したり、荷物を減らしたりすることでコストを抑えることができます。

こちら引越し業者の料金の解説になります。賃貸物件の初期費用については1月〜3月が繁忙期になるので注意です

時期ごとの相場の詳細については、以下よりご覧ください。

5月から1月までの通常期の見積もり料金相場

繁忙期には引っ越し需要が高まり、トラックやスタッフが不足しがちになるため、価格も上昇する傾向があります。そのため、引っ越し料金を少しでも安く抑えたい場合は、通常期を選ぶのがおすすめです。

通常期は5月から1月までが該当し、この期間中は比較的安定した見積もり料金が期待できます。繁忙期と比較すると、トラックの手配もしやすく、スタッフの人員確保も比較的容易であるため、価格競争も起こりやすい傾向にあります。また、繁忙期には時間指定をしなければいけないこともありますが、通常期であればフリー便を選択することも可能です。フリー便であれば時間指定をするよりも安価になる傾向があります。

しかし、通常期であっても繁忙期に近い時期になると徐々に料金が上昇していく傾向があるため、時期だけでなく曜日や時間帯も考慮した上で検討することが大切です。週末よりも平日、時間指定をしなければフリー便の方が安くなりやすい傾向があります。また、荷物の量や距離によっても料金は異なりますので、複数の業者に見積もりを依頼して比較検討することをおすすめします。

<通常期特徴>

  • 単身の平均相場:25,000円~45,000円
  • 物件探しや引っ越し業者の手配に余裕がある
  • 繁忙期に比べて料金が安い

2月、3月、4月の繁忙期の見積もり料金相場

2月、3月、4月は引っ越し需要が高まる繁忙期のため、通常期よりも料金が高くなる傾向があります。この時期の見積もり料金相場は、単身者の場合で5万円〜10万円、ファミリー世帯の場合で10万円〜20万円程度とされています。

繁忙期は引っ越し業者も予約が取りづらくなるため、早めの予約がおすすめです。また、平日や時間指定なしなど、柔軟に日程を調整できる場合は、比較的安価な料金で引っ越しできる可能性があります。

<繁忙期 特徴>

  • 平均相場: 35,000円~60,000円
  • 物件探しや引っ越し業者の手配が難しくなる
  • 繁忙期手当が発生するため料金が高くなる

引越し業者の料金が安い時期と高い時期は?

引っ越し業者を利用する際の料金は、時期によって大きく異なります。これから、安い時期・高い時期それぞれを単身者とファミリー世帯ごとに分けて詳しく解説していきます。

【単身者】引っ越し業者の料金が安い時期

単身者の場合、引っ越しの荷物が比較的少ないため、引っ越し業者の料金も家族世帯に比べて抑えやすい傾向があります。しかし、時期によってさらに費用を節約できるチャンスがあります。

  1. 5月から7月の初夏
    3月から4月の繁忙期を過ぎた5月から7月は、引っ越し業者の需要が減少するため、料金が安くなる時期です。特に新生活が始まる春を過ぎると、引っ越し件数が減少し、業者が割引を提供することが多くなります。梅雨時期でもありますが、引っ越し業者の料金は安くなる傾向があります。特に6月と7月を狙うのがおすすめです。
  2. 9月から11月の秋
    夏休みが終わり、引っ越し需要が落ち着く秋の時期も、引っ越し費用を抑えやすい時期です。特に9月や11月は、学生の引っ越しや転勤のピークが過ぎた後で、比較的予約が取りやすく、業者が割引を適用することが増えます。
  3. 平日・月の中旬
    単身者は比較的スケジュールの柔軟性が高いことが多いため、平日や月の中旬に引っ越しを設定するとさらに費用を抑えられます。土日や月末は需要が高まるため、平日や中旬に設定することで、業者が割安なプランを提供することがあります。

【単身者】引っ越し業者の料金が高い時期

単身者にとっても、引っ越し業者の料金が高くなる時期があります。これらの時期を避けることで、引っ越し費用を抑えることができますが、以下のようなタイミングでは特に料金が高騰する傾向があります。

  1. 3月から4月の繁忙期
    新生活が始まる春の時期は、年間で最も引っ越し需要が高まる時期です。特に学生の入学や就職、転勤などで引っ越しをする人が集中するため、単身者でも引っ越し料金が大幅に高くなることがあります。引っ越し業者のスケジュールが埋まりやすく、料金が通常の2倍以上になることもあります。
  2. 8月の夏休み期間
    夏休み期間中は、学生や若い社会人が引っ越しをすることが多いため、引っ越し業者の料金が上がりやすい時期です。特にお盆前後は帰省や旅行とも重なり、業者の需要が高まり、料金が高くなる傾向があります。
  3. 土日や祝日、連休
    平日に比べ、土日や祝日は仕事や学校が休みのため、単身者でも引っ越しを行う人が多くなります。特に連休中は予約が集中しやすく、料金も高めに設定されることが一般的です。業者によっては、休日料金として追加費用がかかる場合もあります。
  4. 月末や月初
    賃貸契約の開始や終了が月末や月初に集中するため、この時期は引っ越し業者の料金が高くなります。特に月末は、次の月に向けた引っ越しが増えるため、料金が高騰しやすいです。

これらの時期は、単身者にとっても引っ越し費用が大幅に上がるタイミングです。可能であればこれらの時期を避けて引っ越しを計画することで、費用を抑えることができます。

【家族向け】引っ越し業者の料金が安い時期

ファミリー世帯が引っ越し費用を抑えるためには、以下のポイントを押さえておくと良いでしょう。

  1. オフシーズンを狙う
    引っ越し業者の繁忙期は、3月から4月の年度末や年度初めです。この時期は、新学期や新年度に合わせて引っ越し需要が高まるため、料金が通常よりも高く設定されることが多いです。一方で、5月から7月、9月から11月の間は比較的引っ越しの需要が少ないため、業者が割引を提供することが多く、料金を抑えやすくなります。
  2. 平日や中旬を選ぶ
    引っ越し料金は、週末や月初・月末に高くなる傾向があります。特に土日は多くの人が引っ越しを希望するため、業者の予約が集中しやすく、料金も高くなります。平日や月の中旬に引っ越しを設定すると、より安い料金で業者を利用できる可能性が高まります。
  3. 予約を早めに行う
    引っ越しの日程が決まったら、早めに業者に予約を入れると、割引が適用されることがあります。特にオフシーズンであれば、早期予約割引や複数の業者からの見積もりを取ることで、さらに費用を抑えることが可能です。

単身者と比較すると、荷物の量が多いため、費用が大きく異なる可能性があります。そのため、安易に時期だけで決めるのではなく、複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することが大切です。

【家族向け】引っ越し業者の料金が高い時期

ファミリー世帯にとって、以下の時期は特に引っ越し費用が高くなる傾向があります。

  1. 3月から4月の年度末・年度初め
    この時期は、新学期や新年度に合わせて多くの人が引っ越しを行うため、年間で最も需要が高まります。特に、進学や就職、転勤が集中するため、ファミリー世帯でも引っ越しのニーズが急増します。業者の予約が取りづらく、料金も通常の2倍以上に跳ね上がることがあります。
  2. 8月の夏休み期間
    夏休み期間中は、家族全員がまとまった時間を確保しやすいため、ファミリー世帯が引っ越しを計画することが多いです。特に8月のお盆休み前後は、引っ越し業者の料金が高くなる傾向があります。猛暑の影響もあり、引っ越し作業に対する追加料金が発生することもあります。
  3. 土日や祝日、連休
    平日に比べ、土日や祝日、特に連休中は引っ越し需要が集中します。ファミリー世帯では、学校や仕事の関係で平日に引っ越しが難しいことが多いため、週末や祝日に引っ越しを希望するケースが多くなります。その結果、業者の予約が埋まりやすく、料金も上昇します。
  4. 月初・月末
    月初や月末は、賃貸契約の開始や終了に合わせて引っ越しを行う人が多いため、需要が高まります。特に月末は、翌月に向けた引っ越しが集中するため、業者の料金が高騰しがちです。

これらの時期やタイミングは、引っ越し業者の料金が高くなるため、可能であれば避けることで、費用を抑えることができます。ファミリー世帯では、スケジュールの調整が難しい場合もありますが、早めに計画を立てて予算を考慮することが大切です。

賃貸物件の家賃や初期費用が安い時期は?

賃貸物件の家賃や初期費用が安い時期は、引っ越しが少ないため、物件の空きが多く、大家さんも入居者を確保するために家賃を下げたり、初期費用を安くしたりする傾向があります。

この時期は、引っ越し業者も比較的空いているため、費用を抑えることができます。

【閑散期】6月〜8月が賃貸契約お得な時期

6月から8月は賃貸市場において閑散期にあたります。この時期は新生活のピークが過ぎ、引っ越しや新規契約が減少するため、家賃交渉や初期費用の割引が期待できるお得な時期です。また、物件の選択肢も広がりやすく、人気物件でも競争が少ないため、より良い条件で契約を結ぶチャンスです。引っ越しを計画している方は、この閑散期を活用することで、コストを抑えつつ理想の住まいを見つけやすくなります。

また、引っ越し料金も安く、通常期と比べて20〜30%ほど料金が安くなるケースが多く、特に7月は最も安くなる傾向にあります。この時期は学生の引っ越しが少なくなり、引っ越し業者のスケジュールに余裕ができるため、価格競争が激化するからです。

閑散期は引っ越し業者と賃貸物件を同時に検討することができます。引っ越し業者の見積もりを取りながら、希望する賃貸物件を探し始めるのがおすすめです。こうすることで、引っ越し費用と初期費用の両方を抑えることができます。

安い時期に賃貸物件を探すメリット

引っ越しシーズンは春先と秋口に集中します。このため、引っ越し業者の料金も高騰し、賃貸物件の家賃も相場より高くなる傾向にあります。

しかし、引っ越しシーズンを避けて、閑散期である6月から8月に引っ越しをすれば、費用を抑えることができます。
特に、賃貸物件の家賃は、引っ越しシーズンと閑散期で最大10万円近く差が出ることもあります。そのため、少しでも費用を抑えたい人は、閑散期に引っ越しをすることを検討してみましょう。

<メリット>

  • 引っ越し料金が安い
  • 賃貸物件の家賃が安い傾向にある
  • 賃貸物件の空室率が高いため、希望通りの物件が見つかりやすい

また、引っ越しシーズンは繁忙期のため、引っ越し業者の予約が取りづらくなります。閑散期であれば、希望の日時に引っ越し予約を取りやすいです。

ただし、閑散期は気候が不安定な時期でもあります。雨や台風の影響で引っ越し日程が変更になる可能性があるため、余裕を持って準備を進めることが大切です。

他にも賃貸物件を探すおすすめタイミングは?

安い時期に引っ越しをするためには、物件探しをしっかりとしておくことが重要です。

1月から3月は新生活を控えている人が多いため、物件数が豊富になり、選択肢が増えます。 4月から5月はカップルやファミリー向けの物件を探すのに適しています。 9月から10月もこの時期と同様に物件数が増えてきます。 11月から12月はじっくり検討して選びたい人にとっては最適な時期です。

なお、物件探しは引っ越し希望日から逆算して2か月前から始めるのが理想的です。安い時期を狙い、計画性を持って物件探しを行うことで賢く節約しましょう!

物件探しは引っ越し希望日から逆算して2か月前から探す

賃貸物件の引っ越しをスムーズに進めるためには、希望する引っ越し日から逆算して約2か月前から物件探しを始めるのが理想です。引っ越し希望日が決まっていれば、その2か月前から物件探しを開始しましょう。

このタイミングで物件を探し始めると、じっくりと希望条件に合った物件を選べるだけでなく、契約手続きや引っ越し準備のための時間も確保できます。

特に人気のあるエリアや物件では、早めに探し始めることで、他の候補者よりも有利に契約を進めることができます。

【1〜3月】新生活を控えている人、物件数が多い時期に探したい人

1~3月は新生活を始める人が多く、物件数も豊富ですが、その分競争も激しくなります。理想的なタイミングは、引っ越し希望日の2~3か月前から探し始めることです。特に1月中旬から2月初旬にかけては、新しい物件が市場に出始める時期なので、この時期に積極的に情報を収集することをおすすめします。

  1. 事前に希望条件を整理する
    物件探しを効率的に進めるために、希望エリア、家賃、間取り、駅からの距離など、譲れない条件を明確にしておきましょう。これにより、スムーズに物件を選べます。
  2. 情報収集はこまめに
    物件は日々新しい情報が出ますので、こまめにチェックすることが大切です。インターネットの賃貸情報サイトや不動産会社の店舗で最新情報をキャッチしましょう。
  3. 内見は早めに
    良い物件が見つかったら、早めに内見を行いましょう。人気のある物件はすぐに契約が決まってしまうことが多いので、スピードが大切です。
  4. 平日に内見を計画
    可能であれば、内見は平日に行うと、不動産会社の対応もスムーズで、競争相手も少なくなります。

このように、早めの計画と効率的な物件探しが、新生活をスタートさせるための成功のカギとなります。特に1~3月は物件数が多い分、希望の物件を見つけやすい時期でもあるので、焦らず慎重に選びましょう。

【4〜5月】&【9〜10月】カップルやファミリーにおすすめ

4〜5月および9〜10月の引っ越しは、カップルやファミリーにとって特におすすめの時期です。その理由は以下のとおりです。

賃貸市場の落ち着き
4〜5月や9〜10月は、賃貸市場が比較的落ち着く時期です。新生活を始める学生や新社会人が引っ越す3月〜4月の繁忙期を過ぎているため、物件の競争が少なく、ゆっくりと物件を選ぶことができます。また、引っ越し業者の料金も繁忙期に比べて安くなるため、コストを抑えやすいのも魅力です。

豊富な物件選択肢
この時期には、繁忙期に出た新しい物件の中で契約が決まらなかったものや、空きが出た物件が多くあります。そのため、選べる物件の選択肢が豊富で、希望条件に合う物件を見つけやすくなります。特に、広い間取りや良い立地の物件が比較的見つかりやすく、カップルやファミリーには嬉しいポイントです。

新生活の準備期間
4〜5月は新年度が始まり、新しい環境に落ち着いてから引っ越しを検討できる時期です。9〜10月は夏休みが終わり、次の年度の前に引っ越しを計画するのに適しています。子どもがいるファミリーでは、学校のタイミングに合わせて無理なく引っ越しできる時期でもあります。

【11〜12月】じっくり検討して選びたい人

11月・12月は、じっくりと賃貸物件を検討して選びたい人にとって、おすすめの時期です。その理由を解説します。

賃貸市場が落ち着く時期
11月・12月は、賃貸市場が比較的静かで落ち着いている時期です。1月から始まる新生活シーズンや転勤時期を控えて、物件探しを行う人が少ないため、競争が緩やかです。このため、気になる物件があっても急かされることなく、じっくりと検討する時間が確保できます。

物件の選択肢が豊富
この時期には、繁忙期に契約が決まらなかった物件や、新たに空きが出た物件が市場に残っていることが多く、選択肢が豊富です。特に、広い間取りや条件の良い物件が比較的手に入りやすい時期です。

交渉の余地が大きい
11月・12月は不動産会社やオーナーにとって、繁忙期前に空室を埋めたいという思惑があるため、家賃交渉や初期費用の割引が成功しやすい時期です。物件を長く空けておくリスクを避けるため、条件の良い契約ができる可能性が高まります。

時間をかけて内見できる
この時期は、内見の予約が取りやすく、スケジュールを調整しやすいのが特徴です。さらに、不動産会社の担当者も比較的時間に余裕があり、丁寧に対応してくれることが多いため、物件の細部までしっかり確認できます。

引っ越しの計画が立てやすい
12月に契約を済ませておけば、1月以降の繁忙期を避けて引っ越しが可能です。引っ越し業者もこの時期は比較的空いており、料金が抑えられることもあります。ゆったりと引っ越し準備を進めることができるため、新生活のスタートをよりスムーズに迎えられます。

これらの理由から、11月・12月は、じっくりと検討して賃貸物件を選びたい人にとって、非常におすすめの時期といえます。焦らずに条件に合った物件を見つけるチャンスです。

【繁忙期】高い時期でも安く引っ越す方法

なるべく安く引っ越ししたいけど、どうしても繁忙期を避けられない場合もありますよね。そんな時でも、なるべく安く引っ越しをするための方法はありますのでご安心を。様々な方法を組み合わせることで、繁忙期でも大幅に引っ越し料金を抑えることができます。

これから、引っ越し料金を抑えるために有効な方法をいくつかご紹介していきます。

  • 週末を避け「平日」に引っ越しをする
  • 時間指定をせず、フリー便にする
  • 混載便を利用する
  • 自分で梱包と荷ほどきをするプランにする
  • 単身者向けの単身パックを利用する
  • 不用品を処分して荷物を減らす
  • 複数の会社に相見積もりを行う
  • 引越し一括見積もりサービスの活用

週末を避け「平日」に引っ越しをする

引っ越し料金を抑える効果的な方法の一つは、週末を避けて「平日」に引っ越しをすることです。

土日や祝日は、多くの人が仕事や学校の休みに合わせて引っ越しを計画するため、引っ越し業者の需要が高まり、料金も割高になります。これに対して、平日は業者の予約が比較的空いているため、料金が安く設定されていることが多いです。特に、月中の平日を選ぶとさらにお得に引っ越しができる可能性が高まります。

平日なら、引っ越し業者も時間に余裕があり、柔軟に対応してくれることが多いため、スムーズに作業が進むメリットもあります。引っ越し費用を抑えたいなら、平日に計画を立てることを検討してみましょう。

時間指定をせず、フリー便にする

時間指定をせずにフリー便にするという方法も引っ越し料金を安く抑えるのに有効です。引っ越し業者は、通常、時間指定をすることで追加料金が発生します。しかし、フリー便であれば、業者の都合に合わせて荷物を運搬してもらうため、追加料金が発生しません。時間指定をしなければ、業者としても効率的に作業を進めることができ、その分、料金を安く設定することができるのです。

ただし、フリー便の場合は、希望の日時に正確に荷物を運搬してもらえない可能性があります。また、荷物を運搬する時間帯によっては、近所迷惑になる可能性もあります。時間指定をせずにフリー便にする場合は、事前に近所の方に挨拶をしておくなど、配慮が必要となります。

時間指定をせずにフリー便にすることで、どのくらい料金を安く抑えることができるかは、業者によって異なります。一般的には、1万円~2万円程度安くすることができると言われています。引っ越し料金を少しでも安くしたいという場合は、時間指定をせずにフリー便にすることを検討してみてはいかがでしょうか。

混載便を利用する

混載便を利用すると、引っ越し料金を抑えることができます。混載便とは、複数の荷物をトラックに一緒に載せて運ぶサービスのことです。複数の荷物を同時に運ぶことで、トラックのスペースを有効活用することができ、引っ越し料金を安くすることができます。ただし、混載便の場合、荷物が到着するまでに時間がかかることがあります。また、荷物の破損や紛失のリスクも少し高くなります。混載便を利用する場合は、これらの点を考慮する必要があります。

引っ越し料金を抑えるためには、他にもいくつかの方法があります。週末を避け、平日午後に引っ越しをすることで、引っ越し料金を抑えることができます。また、引っ越し業者に直接依頼するのではなく、一括見積もりサービスを利用することで、複数の業者の見積もりを比較検討することができます。

自分で梱包と荷ほどきをするプランにする

自分でできる作業を請け負うことで費用を抑えることができます。特に、自分で特梱包と荷ほどきをするプランを選択することで、業者に依頼するよりも格段に安く済みます。引っ越し作業は大変ですが、準備をしっかり行うことでスムーズに進められます。

自分で梱包・荷ほどきをするプランのメリットは、次のとおりです。

  • 業者に依頼するよりも費用が安い
  • 荷物の管理がしやすい
  • 時間に余裕があれば、自分のペースで作業できる

ただし、自分で梱包・荷ほどきをするプランには以下の注意点もあります。

  • 荷造り・荷ほどきに時間がかかる
  • 不慣れな作業で大変な場合がある
  • 家具などの大型荷物の運搬は難しい

自分で梱包・荷ほどきをするプランは、費用を抑える効果的な方法です。引っ越し時期に合わせて様々な方法を検討し、自分に合ったプランを選びましょう。

単身者向けの単身パックを利用する

単身者が引っ越し料金を抑える方法として、引っ越し業者が提供する「単身パック」を利用するのがおすすめです。

単身パックは、一人暮らしの荷物量に最適化されたサービスで、専用のコンテナに荷物をまとめて運ぶため、効率的かつ低コストで引っ越しができます。一般的な引っ越しプランに比べて料金が割安で、特に荷物が少ない場合には非常に経済的です。また、定額料金で提供されることが多いため、予算が立てやすく、追加料金の心配も少なくなります。

引っ越しの費用を抑えたい単身者には、手軽で便利な単身パックの利用を検討してみると良いでしょう。

不用品を処分して荷物を減らす

引っ越し費用を抑えるためには、荷物を少なくすることが重要です。そのため、引っ越し前に不用品を処分して荷物を減らすことをおすすめします。

不用品の処分方法としては、不用品買取業者、リサイクルショップ、フリマアプリやオークション、自治体の粗大ゴミ回収、不用品回収業者などがあります。

不用品を処分することで、引っ越し費用を抑えるだけでなく、新しい生活を気持ちよくスタートさせることができます。

複数の会社に相見積もりを行う

引っ越し業者の料金は、時期や曜日、サービス内容によって大きく異なるため、複数の業者に見積もりを依頼し、比較することが大切です。近年はインターネットで簡単に複数の業者に見積もり依頼ができるサービスが普及しており、簡単に比較検討できるようになりました。

見積もり依頼をする際は、以下の情報を正確に伝える必要があります。

  • 引っ越し元と引っ越し先の住所
  • 引っ越し予定日
  • 移動距離
  • 荷物の量と内容
  • オプションサービスの有無

見積もりを比較する際は、以下のようなポイントをチェックしましょう。

  • 基本料金
  • オプション料金
  • キャンセル料
  • 保険料
  • 支払い方法

また、見積もり依頼の際に、営業マンの対応や説明内容をよく確認することも大切です。引っ越し業者は、サービス内容や価格が異なるため、自分に合った業者を選ぶことが大切です。複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することで、納得のいく引っ越しを実現しましょう。

引越し一括見積もりサービスの活用

効率的に引っ越し料金を抑えたいなら、「引越し一括見積もりサービス」を活用するのがおすすめです。

このサービスでは、インターネット上で一度の入力で複数の引っ越し業者に見積もりを依頼することができるため、各社の料金やサービス内容を簡単に比較できます。これにより、最もお得な業者を選びやすくなり、料金の相場も把握しやすくなります。また、複数の業者に見積もり依頼を出すことで、値引き交渉もしやすくなり、より良い条件で契約できる可能性が高まります。

引越し一括見積もりサービスは無料で利用できるものが多く、利用しない手はありません。繁忙期でも、なるべく安く引越しをするために、ぜひ活用してみてください。

引っ越しのお役立ち関連記事

引っ越しで失敗しないためには、費用だけでなく、時期やタイミングも重要です。上記の情報を参考に、計画的に引っ越しを行いましょう。他にも引っ越しに役立つ情報をまとめてますので、ぜひ見てみてください。

これから引越す予定の人へ

当サイト運営の「ホンネ不動産」なら、不動産業者だけが見れる更新が早い物件情報サイトを一緒に見ながら物件を選べるので、理想の物件を見つけやすく時間もお金も無駄にしません!

さらに、ホンネ不動産は仲介手数料が0円から。およそ家賃1ヶ月分の初期費用をまるっと節約できます。来店も不要なので、遠くに住んでいて引っ越し先の不動産屋に行けず不安に思っている方や、営業トークではなく”本音のアドバイス”を聞いて物件を選びたいという方にもオススメです。

▼こんな人におすすめ

  • お部屋を借りる初期費用で損をしたくない
  • 信頼できる不動産屋で部屋を探したい
  • 効率よく物件を探したい

失敗しない物件探しはこちら

↑仲介手数料0円から物件選べます↑

 

  • この記事を書いた人

【監修】角名 達矢

(株)ホンネ不動産創業者、宅地建物取引士、不動産業界20年以上。22歳の時に就職した会社にて不動産業界の慣例・慣習があまりにもひどく衝撃を受け、実務を経験した後27歳で独立。TVメディアに多数出演。賃貸仲介・売買仲介ともに経験豊富です。