6月入居の物件探しはいつから?最適な引っ越し時期と賃貸選びのコツと狙い目

6月入居の物件探しはいつから?最適な引っ越し時期と賃貸選びのコツと狙い目

【監修】角名 達矢

(株)ホンネ不動産創業者、宅地建物取引士、不動産業界20年以上。22歳の時に就職した会社にて不動産業界の慣例・慣習があまりにもひどく衝撃を受け、実務を経験した後27歳で独立。TVメディアに多数出演。賃貸仲介・売買仲介ともに経験豊富です。

新生活の喧騒が落ち着く6月。ジューンブライドや梅雨のイメージが強い時期ですが、実はお部屋探しにおいては「隠れた狙い目」のシーズンでもあります。4月の繁忙期に納得のいく物件が見つからなかった方や、あえて混雑を避けてお得に引っ越したいと考えている方にとって、6月入居は非常に賢い選択です。

しかし、物件数が減る時期だからこそ、闇雲に動くのではなく「いつから」「どうやって」動くべきかの戦略が重要になります。

本記事では、6月入居に向けた理想的なスケジュールから、閑散期ならではの交渉術、優良物件を勝ち取るコツまで、詳しく解説します。

結論:6月入居の物件探しはいつから?

6月に入居を完了させるためには、早すぎず遅すぎない「適切な開始時期」を把握することが成功の第一歩です。不動産業界のサイクルを理解して、効率的に動きましょう。

賃貸契約の世界では、申し込みから実際の入居(家賃発生)までの期間は通常2週間から3週間程度とされています。あまりに早く動きすぎると、住んでいない期間の家賃(二重家賃)が発生してしまい、逆に遅すぎると希望の入居日に審査や契約手続きが間に合わなくなります。特に6月は、5月の連休明けから徐々に市場が動き出すため、このタイミングに合わせた準備が欠かせません。ここでは、6月入居をターゲットにした具体的な開始時期とスケジュール感について深掘りしていきます。

最適な開始時期は4月中旬〜5月上旬

6月入居を目指すなら、本格的な活動開始は4月中旬から5月上旬にかけてがベストタイミングです。これには明確な理由があります。まず、4月中旬は「5月末退去予定」の物件情報が市場に出揃う時期だからです。賃貸物件の多くは退去の1ヶ月前に通知を行うルールがあるため、6月入居にぴったりな物件がこの時期に見つかりやすくなります。

また、5月の大型連休(ゴールデンウィーク)は不動産会社も集客に力を入れるため、新着情報が更新されやすくなっています。連休中にじっくりとネットで物件を精査し、連休明けに内見を予約するという流れは、6月入居に向けて非常にスムーズです。この時期から動き出すことで、ライバルが少ない中で質の高い物件を冷静に比較検討でき、5月下旬には契約を完了させて6月上旬に余裕を持って引っ越すことが可能になります。

物件探しから入居までの期間は約1.5ヶ月

一般的に、初めてのお部屋探しから実際に鍵を受け取るまでには、トータルで約1.5ヶ月を見込んでおくのが理想的です。内訳としては、条件整理と情報収集に約1週間、内見と不動産会社への訪問に1〜2週間、そして申し込みから審査・契約完了までに2週間、最後に引っ越し準備に1〜2週間という構成になります。

6月は「閑散期」と呼ばれる時期に入るため、不動産会社側の対応も丁寧になりますが、その分、管理会社やオーナー様が休みをとっている場合もあり、審査に意外と時間がかかるケースも散見されます。また、梅雨時期の引っ越しとなるため、雨天による延期やトラブルを考慮した予備日をスケジュールに組み込んでおく必要もあります。

1.5ヶ月という余裕を持った期間設定は、不測の事態にも焦らず対応するための「安全圏」と言えるでしょう。

6月入居の理想的なスケジュール例

ここでは、6月15日入居希望を想定した、無理のない一般的なモデルスケジュールをご紹介します。

4月下旬(4月20日〜30日):情報収集・条件整理

この時期からポータルサイトや不動産会社の情報をチェックし、

  • 家賃相場
  • エリアごとの物件数
  • 入居可能時期の傾向

を把握。相場感を養います。同時に、「譲れない条件」と「妥協できる条件」を整理しておくと、後の判断がスムーズです。

5月上旬(5月1日〜10日):内見・物件比較

連休や連休明けを活用して内見を行います。6月中旬入居を目指す場合は、以下の物件が現実的な候補になります。

  • 5月下旬〜月末退去予定の空室予定物件
  • 6月上旬入居可予定の物件

5月中旬(5月10日〜15日頃):入居申し込み・審査

条件に合う物件が見つかり次第、申し込みを行います。入居審査には通常、3〜7日程度かかります。

この段階で、

  • 契約開始日(=家賃発生日)
  • 入居可能日

を必ず確認しておくことが重要です。

※このタイミングで引っ越し業者を手配しておくと安心です。引っ越し料金は空き枠が減るほど高くなる傾向があるため、早めの予約(1ヶ月半〜1ヶ月前)が節約に直結します。

  • 引っ越し業者の見積もり・空き確認
    • 6月は繁忙期ほどではないが、土日・月中は埋まりやすい
    • 遅れると希望日が取れない、料金が高くなる可能性あり
  • インターネット回線の設備・工事可否の事前調査
    • 新規回線・工事ありの場合:2〜4週間かかることもある
    • 物件によっては工事不可・指定回線ありのため早期確認必須

物件申し込み後は、引っ越し業者の見積もりやインターネット回線の設備確認までは進められますが、正式な予約・申込みは審査通過後〜契約締結後に行うのが一般的です。

5月下旬:賃貸契約締結・初期費用の支払い

審査通過後、重要事項説明を受け、賃貸借契約を締結します。

  • 契約書への署名・捺印
  • 初期費用(敷金・礼金・前家賃など)の振込

をもって契約が確定します。
多くの場合、契約開始日は6月上旬〜中旬に設定されます。

※契約締結し、入居日が決まったら、引っ越し業者やネット回線の予約を確定しておきましょう。

  • 引っ越し業者:正式予約
  • ネット回線:正式申込み・工事日確定

6月上旬〜入居前(6月1日〜14日):引っ越し準備

この期間に以下を進めます。

  • 荷造り・不用品処分
  • ライフラインの移転手続き(電気・ガス・水道など)
  • 役所手続き(転出届・転入準備)
  • 大型家電などの準備(冷蔵庫・洗濯機など)

※特にガスは立ち会いが必要なため、入居1週間前までには予約しておくと安心です。

6月15日:入居・鍵の受け取り

一般的には、契約開始日または入居可能日に不動産会社で鍵を受け取り、入居開始となります。
※鍵の受け取り方法受け取り日は、事前に必ず確認しておきましょう。

賃貸物件が多い時期と少ない時期

不動産市場には明確な年間サイクルが存在します。6月に入居を考えるなら、今がどのような時期にあるのかを把握することが大切です。

不動産物件の供給量は、人々の移動が激しい時期に最大化し、落ち着く時期に最小化します。1年を通じてこの波を理解しておくことで、「今は物件が多いから選り好みできる」「今は少ないからスピード勝負だ」といった判断基準を持つことができます。特に6月は、1年の中で最も物件が少ないとされる時期の入り口に立っています。この章では、市場の年間動向と6月の位置付けを詳しく見ていきましょう。

物件が一番多い時期(繁忙期):1月〜3月

1年で最も物件数が増えるのは、間違いなく1月から3月にかけての「繁忙期」です。進学、就職、転勤などが集中するため、解約(退去)の数も新規募集の数も桁違いに多くなります。

この時期の特徴は、とにかく「スピード感」です。朝にネットに載った優良物件が、昼過ぎには成約済みになっていることも珍しくありません。また、家賃や初期費用の交渉はほとんど不可能です。大家さん側も「放置していてもすぐに次の人が入る」と考えているため、強気の条件設定になっていることが一般的です。物件数は多いものの、精神的な余裕を持ってお部屋探しをするのは非常に難しい時期と言えます。

物件が少ない時期(閑散期):6月〜8月

対して、6月から8月は「閑散期」と呼ばれます。多くの人が4月までに移動を終えているため、新規で市場に出てくる物件の数はぐっと少なくなります。6月はちょうどこの閑散期が本格化するタイミングです。

物件が少ないということは、一見するとお部屋探しに不利なように見えますが、実はそうとも限りません。探し手(ライバル)も少ないため、人気物件がすぐに埋まってしまうリスクは繁忙期より格段に低くなります。また、長く空室が続いている物件に対しては、家賃を下げてでも入居させたいというオーナーの心理が働くため、条件交渉のチャンスが生まれる時期でもあります。

賃貸市場の年間物件数カレンダー

不動産市場の動向をカレンダー形式でまとめると、以下のようになります。

時期市場の状況物件数交渉のしやすさ
1月〜3月繁忙期最大非常に難しい
4月〜5月調整期普通ややしやすい
6月〜8月閑散期少ない非常にしやすい
9月〜10月準繁忙期やや多い難しい
11月〜12月閑散期少ないしやすい

この表からわかる通り、6月は「物件数は少ないが、交渉のしやすさは年間トップクラス」という、コストパフォーマンス重視の層にはたまらない時期であることがわかります。

6月の物件探しは狙い目?メリット・デメリット

6月の引越しには、この時期ならではの魅力的なメリットが多くある一方で、デメリットも存在します。

一般的に「雨が多くて引越しが大変」「選べる物件数が少ない」と思われがちな6月ですが、お部屋探しのプロから見ると「賢い人が選ぶ時期」という評価も多いです。なぜなら、家賃という固定費を抑えられたり、じっくりと物件を吟味できたりする環境が整っているからです。

ここでは、6月入居を選ぶことの具体的なメリットとデメリットを詳細に比較・解説します。

メリット 1:家賃や初期費用の交渉がしやすい

最大のメリットは、家賃や礼金、フリーレント(一定期間の家賃無料)といった費用面の交渉が格段に通りやすいことです。

6月に空室となっている物件の多くは、4月の繁忙期に決まらなかった物件です。大家さんからすれば「このまま梅雨から夏にかけての閑散期に突入し、空室が続くのは避けたい」という焦りがあります。そのため、通常なら断られるような「礼金をなしにしてほしい」「家賃を2,000円下げてほしい」といった要望に柔軟に応じてくれるケースが増えます。また、契約月や翌月の家賃を無料にするフリーレントを1ヶ月分付けてもらうなどの交渉も、この時期なら成功率がぐんと上がります。

メリット 2:競争率が低くじっくり内見できる

繁忙期のお部屋探しは「その場ですぐに申し込まないと取られる」というスピード勝負の連続で、落ち着いて考える暇がありません。しかし、6月は探し手(ライバル)が激減するため、自分のペースで納得いくまで物件を吟味できます。

内見時も、次の予約を気にすることなく、家具の配置をシミュレーションするために細かく採寸したり、窓を開けて周辺の騒音や匂いを確認したり、駅からの道のりを実際に歩いて確認したりする時間がたっぷり取れます。不動産会社の担当者も時間に余裕があるため、より深く丁寧な提案を受けられるのも大きな利点です。「焦って決めて後悔したくない」という方にとって、6月は最適な環境が整っています。

メリット 3:引っ越し費用を安く抑えられる

引っ越し業者にとっても、6月は予約が埋まりにくい時期であるため、引っ越し料金が年間で最も安くなる時期の一つです。

3月から4月にかけての繁忙期には、通常時の2倍から3倍以上の料金が提示されることも珍しくありませんが、6月であれば大幅な割引キャンペーンが行われていたり、値引き交渉に快く応じてもらえたりします。さらに、トラックやスタッフの数にも余裕があるため、希望の日時で予約が取りやすく、質の高いベテランスタッフによる作業が期待できることも隠れたメリットです。

物件自体の初期費用だけでなく、引っ越しそのもののコストを下げられるため、トータルで非常にお得な住み替えが可能になります。

デメリット 1:物件の総数が少ない

避けられないデメリットは、市場に出回っている「物件の絶対数」が少ないことです。多くの人が4月までに移動を終えているため、人気のエリアや築浅の物件など、誰もが欲しがるような「完璧な物件」はすでに成約済みであることが多いです。

「このマンションの、この間取りで、この階数」といった限定的な希望を持っている場合、その条件に合致する物件が6月に出てくる確率は低くなります。そのため、6月のお部屋探しでは、エリアを少し広げたり、条件に優先順位をつけたりといった柔軟な姿勢が必要になります。ただし、物件数は少なくても、急な転勤や結婚などで「たまたまこの時期に出た掘り出し物」に遭遇するチャンスもあるため、根気強いチェックが重要です。

閑散期に良い物件を見つける4つのコツ

物件数が少ない6月に、妥協せずに納得のいくお部屋を見つけるにはコツがあります。戦略的に動いて、数少ない優良物件を確実にキャッチしましょう。

閑散期のお部屋探しは、単に不動産屋へ行くだけでは不十分。限られた情報の中から、まだ誰も気づいていないお宝物件を見つけ出すためには、デジタルの活用とプロの力を借りることが不可欠です。ここでは、6月のお部屋探しを成功に導くための具体的なアクションプランを詳しく解説します。

Webサイトの新着情報を毎日確認する

6月の物件探しにおいて最も重要なのは、情報の鮮度を逃さないことです。物件数が少ないとはいえ、新規の募集が全くないわけではありません。急な転勤や家庭の事情などで解約が出ることは常にあります。

しかし、閑散期だからこそ「良い物件が出れば、待ち構えていた数少ないライバルたちが即座に動く」という側面もあります。SUUMOやHOME'Sなどの大手ポータルサイトを活用し、希望条件を保存して新着物件のプッシュ通知を受け取れるように設定しておきましょう。毎日、できれば午前と午後の2回チェックする習慣をつけることで、ライバルよりも一歩早く問い合わせを行うことが可能になります。

複数の不動産会社に相談する

「物件探しはどこの不動産屋でも同じ」と思われがちですが、実は不動産会社によって持っている情報や得意分野が異なります。

特に6月のような閑散期には、特定のエリアに強い地元の不動産会社(いわゆる地場業者)が、管理会社から直接依頼を受けていて、まだ大手サイトに載せていない「未公開物件」を持っていることがあります。大手チェーン店で広いエリアの相場を確認しつつ、狙っている街にある地域密着型の店舗にも足を運んでみることで、ネットには出回らない掘り出し物件に出会える確率が格段に高まります。

また、最近では、オンライン対応や情報の透明性に特化した「新しいタイプの不動産会社」を味方につけるのも非常に有効な戦略です。こうした会社は、店舗へ足を運ぶ手間を省ける「WEB内見」や「WEB相談」に精通しており、わざわざ現地に行かなくても、プロの視点で物件のメリット・デメリットを伝えてくれることが多いです。閑散期は担当者も時間に余裕があるため、ポータルサイトの表面的な情報だけでは分からない「物件の真の価値」をじっくりと見極めることができます。

大手チェーン・地場業者・オンライン特化型など、異なる強みを持つ複数の会社を使い分けることが、6月の物件探しを制する鍵となります。

希望条件に優先順位をつける

物件の選択肢が限られる6月は、「100点満点の物件を探さない」という考え方が非常に重要になります。すべての条件を満たす物件を待っていると、結局いつまでも引っ越しができません。

あらかじめ自分の希望(家賃、広さ、駅徒歩、バストイレ別、日当たり、築年数など)をリストアップし、「これだけは絶対に譲れない(Must)」と「あれば嬉しい(Want)」に分類しておきましょう。例えば、「駅からは遠くてもいいから、その分広くて綺麗な部屋がいい」「日当たりは悪くてもいいから、静かな環境がいい」といった優先順位が明確であれば、数少ない物件の中からでも、自分にとっての「正解」を素早く見つけ出すことができます。

物件探しから入居までの6ステップ

理想のお部屋を見つけた後、スムーズに入居まで進めるためのフローを確認しておきましょう。各ステップでの注意点を知ることで、トラブルを未然に防げます。

賃貸契約は非常に複雑な手続きの連続です。特に初めてのお部屋探しの場合は、何から手をつければいいのか戸惑うことも多いでしょう。ここでは、希望条件の整理から鍵の受け取りまで、6月入居に向けた一連の流れを分かりやすく解説します。

STEP1:希望条件の整理(家賃・エリア・間取り)

まずは、自分の生活をイメージして「どんな部屋に住みたいか」を具体化します。

  • 家賃: 手取り収入の3分の1以下が目安です。管理費や共益費を含めた総額で考えましょう。
  • エリア: 通勤・通学時間だけでなく、周辺のスーパーやドラッグストアなどの利便性も考慮します。
  • 間取り: 一人暮らしなら1Kや1R、1LDKが一般的。荷物の量に合わせて収納スペースも確認します。この段階でしっかりと土台を固めておくことが、後のブレを防ぎます。

STEP2:物件情報の収集(SUUMO・HOME’S)

条件が決まったら、PC、スマホを使って物件情報を集めます。

  • アプリ、WEBサイトの活用: 不動産ポータルサイトにて条件を保存し、新着物件を漏らさずチェックします。
  • 相場感の把握: 似たような条件の物件をいくつか見て、「このエリアでこの広さならこれくらいの家賃が妥当だ」という相場感覚を養いましょう。気になる物件があれば、ブックマークしてすぐに問い合わせができるようにしておきます。

STEP3:不動産会社への問い合わせ・相談

気になる物件を見つけたら、まずは空室確認を兼ねて問い合わせをします。

  • 来店予約: 閑散期の6月は当日予約も可能なことが多いですが、事前に連絡しておくことで、担当者が類似の物件も用意してくれるため効率的です。
  • 要望を伝える: 「交渉しやすい物件はありますか?」「梅雨時期でも湿気が溜まりにくい部屋は?」といった、この時期ならではの質問もぶつけてみましょう。

STEP4:物件の内見

実際に物件に足を運び、細部を確認します。

  • 雨の日の内見: 6月はあえて雨の日に内見するのも一つの手です。雨音の響き方や、建物の水はけの状態、玄関周りの滑りやすさなど、晴れの日にはわからない欠点を確認できるからです。
  • 写真撮影: 家具の配置を考えるために各所を撮影し、コンセントの位置や洗濯機置き場のサイズも測っておきましょう。

STEP5:入居申し込みと審査

審査に通ったら、入居申込書に記入して提出します。

  • 審査書類: 身分証明書、収入証明書(源泉徴収票など)が必要です。連帯保証人の情報もあらかじめ控えておきましょう。
  • 審査期間: 3日から7日程度が一般的です。大家さんや管理会社が「この人に部屋を貸しても大丈夫か」を判断します。

STEP6:賃貸契約と鍵の受け取り

審査に通ったら、重要事項説明を受け、正式に契約を交わします。

  • 賃貸契約:重要事項説明を受けた後、契約を締結します。特約事項(退去時のクリーニング代など)には必ず目を通し、納得した上で署名・捺印を行いましょう。
  • 初期費用の支払い: 敷金・礼金、仲介手数料などを振り込みます。
  • 鍵の受け取り: 通常は入居開始日の当日に不動産会社で受け取ります。なかには郵送対応を行っている会社もあります。

6月の物件探しに関するQ&A

6月のお部屋探しにまつわる、よくある疑問をまとめました。不安を解消して、自信を持って活動を始めましょう。

お部屋探しは情報戦であり、知識があるほど有利に進められます。「6月は本当に損ではないのか?」「自分のようなケースではどう動くべきか?」といった具体的な不安に対して、不動産の専門的な観点から一問一答形式で詳しく回答します。

6月は本当に良い物件がない?

A. そんなことはありません。

確かに物件の総数は減りますが、それは「動きが鈍い」だけであり、優良物件がゼロになるわけではありません。むしろ、4月の繁忙期には高すぎて手が出せなかったハイクラスな物件が、閑散期に入って「賃料引き下げ」を行っているケースもあります。また、ジューンブライドで結婚し、それまで住んでいた1Kの良質なマンションを退去する、といったケースもこの時期には多いです。物件の「量」は少なくても、ライバルがない分、じっくりと「質の良い」物件を狙い撃ちできるのが6月の魅力です。

一人暮らしとファミリーで探し方は違う?

A. はい、狙うべき物件の種類が異なります。

一人暮らし向け(1K/1R)は、学生や新社会人の動きが止まるため、特に交渉がしやすくなる時期です。一方でファミリー向け(2LDK/3LDK以上)は、お子さんの学校のタイミングに合わせる必要がない世帯(未就学児や共働き夫婦など)にとって、競争なく広い住まいを探せるチャンスになります。特にファミリー向け物件は、大家さんが「1ヶ月でも早く埋めたい」という意向が強いため、フリーレントの交渉などが通りやすい傾向にあります。

4月や7月入居との違いは?

A. コストと環境のバランスが異なります。

4月入居は「物件は多いがコストも競争も最大」です。7月入居は「本格的な夏の暑さの中での内見や引越し」になるため、体力的・環境的な厳しさが加わります。その点、6月はまだ真夏ほどの暑さはなく(湿気はありますが)、梅雨の「中だるみ」を利用して、年間で最も安い料金設定で、かつ不動産会社も暇を持て余している丁寧な環境でお部屋探しができる、非常にコスパの良い時期だと言えます。

まとめ

6月入居の物件探しは、4月中旬から5月上旬に動き出すことが成功への近道です。物件数が少ないというデメリットはありますが、それを補って余りある「交渉のしやすさ」「競争の低さ」「引越し費用の安さ」という3つの大きなメリットがあります。

閑散期という時期を逆手に取り、新着情報を逃さずチェックしつつ、不動産会社と二人三脚でじっくりお部屋を探すことで、繁忙期には出会えなかったような好条件の住まいを、納得のいく価格で手に入れられる可能性が十分にあります。雨の日こそあえて内見に行り、建物の真の姿を確認するような「賢い立ち回り」を心がけて、素晴らしい新生活のスタートを切ってください。

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【監修】角名 達矢

(株)ホンネ不動産創業者、宅地建物取引士、不動産業界20年以上。22歳の時に就職した会社にて不動産業界の慣例・慣習があまりにもひどく衝撃を受け、実務を経験した後27歳で独立。TVメディアに多数出演。賃貸仲介・売買仲介ともに経験豊富です。