
ペット禁止賃貸でも飼える動物はある?
ペット禁止の賃貸物件でも、一定の条件下で飼育が認められる動物もあります。しかし、物件ごとに異なる規則があるため、事前に管理会社や大家へ確認することが重要です。
また、どのような動物であっても近隣住民とのトラブルを避けるため、十分な配慮が必要です。

ハムスターを飼うことは難しい?
ハムスターは小動物のため、騒音や匂いの影響が少なく、一部の物件では飼育が許可されることがあります。しかし、夜行性であり回し車の音が響く可能性があるほか、ケージを脱走するリスクもあります。そのため、完全に許可されるとは限らず、事前確認が必要です。
爬虫類や両生類も飼育NG
ヘビやカメ、トカゲなどの爬虫類、カエルなどの両生類は騒音の問題が少ないものの、外見やアレルギー、管理の難しさから禁止されるケースが多いです。特に、大型の爬虫類や毒を持つ生物は規制が厳しく、飼育できる物件は限られます。
交渉によって飼育可能な場合もある
ペット禁止の賃貸物件でも、事前に管理会社や大家と相談することで、条件付きで飼育を許可してもらえる場合があります。特に、小型の魚類や昆虫類、小動物は許可されることが多いですが、契約内容の変更が必要になることもあります。
飼育許可が下りた場合でも「敷金1ヶ月分を追加で支払う」「ケージで飼えるものに限定する」など条件が付く場合が多いです。
無断でペットを飼うのは絶対に避けるべき
ペット禁止の賃貸物件で無断でペットを飼育すると、契約違反となり、退去を求められる可能性があります。以下の理由から、絶対に避けましょう。
ペットを手放すよう求められる理由
無断飼育が発覚すると、管理会社や大家から即座にペットの撤去を命じられるため、引き取り先を探さなければなりません。
ペットを手放すまでの期限は2週間~1ヶ月間が一般的。期限内にペットの引き取り先を見つけられなかった場合には退去しなければならなくなってしまいます。
退去費用が高額になる可能性
ペットの無断飼育が発覚すると、入居者側の非となるため、退去費用が高額になる可能性が高いです。
一般的に通常使用による部屋のダメージは修繕費用として請求はされませんが、ペットの飼育による汚れや傷が原因となるとその修繕費用は請求対象となるため、通常の退去費用よりも高額になることがあります。
違約金が請求される可能性がある
ペット飼育不可の物件にも関わらず、隠れてペットを飼育した場合には、賃貸契約に違反として違約金が発生することがあります。その際の違約金はその物件の家賃1〜3ヵ月分が相場とされています。なお、賃貸契約書に、ペットの無断飼育に関する違約金が書かれていた場合はその金額の支払い義務が生じます。
最悪の場合、裁判に発展することもある
無断飼育の発覚後も、ペットを手放さずに退去を拒否し続けた場合は、大家や管理会社が法的手段に出て裁判に発展するケースも。そうなると裁判によって違約金の支払いや強制退去を命じられることがあります。
契約違反をしている入居者側が圧倒的に不利なため、裁判に発展してしまう前に、きちんと規則に沿って対応するようにしましょう。
ペット禁止の賃貸マンションが増加する理由
ペット禁止の賃貸物件の方が多い背景には、住民間のトラブル防止や物件の維持管理のしやすさが関係しています。
隣人トラブルを防ぐための措置
ペットを飼うことで発生する騒音や臭い、衛生面の問題を防ぐために、多くの賃貸物件ではペット禁止の規則を設けています。ペット飼育によって発生する可能性のあるトラブルは以下のようなものが挙げられます。
騒音問題が発生する可能性がある
犬や猫の鳴き声が近隣住民に迷惑をかけることがあり、特に夜間の騒音はトラブルの原因になりやすいです。また、猫や犬などが走り回る音は、階下の住民にストレスを与えてしまうこともあります。
ペット特有のにおいが問題となる
ペットの排泄物や体臭が共用スペースに広がることで、他の住民からクレームが発生することがあります。飼い主は常にペットと一緒に暮らしているため、臭いに気が付かない場合が多いです。
脱走して他の住民に危害を加える可能性がある
ペットが逃げ出し、他の住民や近隣のペットに影響を及ぼすことを懸念する管理会社が多いです。特に、人に危害を加える危険性のあるペットや、苦手とする人も多い爬虫類などの脱走は、近隣住民に、大きな恐怖・不快感を与えてしまいます。
共用スペースでの排泄物の処理問題
ペットが廊下やエントランスなどの共用部分で排泄してしまい、それを放置しておくなど、マナーの悪い飼い主の行動により大きなトラブルがとなることがあります。また、排泄物を一時的にベランダに置くことで、悪臭が発生し、隣人トラブルに発展する場合もあります。
抜け毛が周囲に散らばる
ペットの抜け毛がエレベーター廊下などの共有部の床や壁、他の住民のベランダの洗濯物に付着する場合があり、トラブルに発展する可能性があります。特にアレルギーのある人にとっては深刻な問題になるため、注意が必要です。
多頭飼いでしつけが不十分な場合がある
複数のペットを飼うことで管理が行き届かなくなり、騒音や衛生面での問題が発生する可能性があります。
物件価値が低下する可能性があるため
ペットを飼育すると床や壁に傷がつき、においが染みつくことから、物件の価値が低下することがあります。そのため、オーナーがペット禁止の方針を取ることが多くなっています。
空室リスクを回避するため
ペットを飼育していない層からすると、鳴き声などの騒音やアレルギーリスクのある物件は避けたいのが一般的なため、ペット不可のマンションの方に人気が集まる傾向にあります。そのためペット可の物件は入居希望者の層が限られてくることから、貸主が空室リスクを減らす目的でペット禁止にするケースもあります。
賃貸でペットを飼うならペット可(相談可)のマンションを選ぶべき

ペットを飼いたい場合は、ペット可のマンションを選ぶのが最善の方法です。これらの物件はペットの飼育を前提としているため、ルールを守ればペットと共に安心して暮らすことができます。
ペット可とペット相談可の違いとは?
「ペット可」物件は、基本的にペットの飼育が認められている物件です。ペットを飼育している住人が多い・防音性が高いなど、ペット飼育に理解のある環境になっています。一方、「ペット相談可」物件は、飼育の可否がケースバイケースで決まるため、事前に管理会社や大家との交渉が必要になります。
■ ペット可物件
- 大家からペットの飼育が認められている
- 防音性が高い
- ペット用の設備が付いている場合がある(ペット用水飲み・足洗い場など)
■ ペット相談可物件
- 事前に管理会社や大家と相談して許可が出た場合に飼育可能
- 小動物は許可が出る可能性が高い
- 防音性が低い場合がある
- ペットを飼育している住民が少ない、壁が薄いなどで住民トラブルになる可能性がある
ペット可マンションでも飼育ルールが定められている
ペット可の物件であっても、飼育できるペットの種類や頭数、共用スペースでのルールが定められています。例えば、小型犬のみ可、大型犬は不可といった制限があるため、契約前に必ず確認しましょう。
<ペット可物件の飼育ルール例>
- ペットの大きは体長40~50センチ以内、体重10kg以内(成獣時の大きさ)
- 飼育できる動物は1頭まで
- 共用部では、ペットを抱き抱えたりケージに入れて移動
- 敷地内でのペットの散歩を禁止
- バルコニーでのブラッシング禁止
飼いやすい賃貸マンションでのペットの特徴
賃貸マンションでペットを飼う場合、以下の特徴を持つペットが特に飼いやすいとされています。
- 鳴き声が少なく、近隣に迷惑をかけない
- 小型でケージ内での飼育が可能
- においが少なく、管理しやすい
これらの特徴を持つペットを選ぶことで、賃貸での飼育がスムーズに行えます。
ペット可物件を見つけるための5つのコツ
[1]「ペット可」以外の条件を緩和する
賃貸物件の条件を厳しくしすぎると、ペット可の選択肢が少なくなってしまいます。例えば、駅近や築年数などの条件を少し緩和すると、ペット可の物件が見つかりやすくなります。
[2]探すエリアを広げる
特定のエリアにこだわりすぎると、ペット可物件の選択肢が限られてしまいます。東京都の場合、隣合わせの区でも、ペット可(相談可)物件の割合が倍近く違うこともあります。エリアを広げて探すことで、より良い条件の物件を見つけることが可能です。
[3]不動産業界の繁忙期を避けて閑散期に探す
1~3月の繁忙期はペット可物件の競争率が高くなり、良い物件はすぐに埋まってしまいます。一方、6~8月、11~12月などの閑散期は比較的じっくり探すことができるため狙い目です。
また、閑散期は空室対策でペット相談可となる物件が増える傾向にあります。その場合、防音性が低い物件も多いので、犬や猫などの鳴き声が大きなペットと暮らす方は注意するようにしましょう。
[4]初期費用など予算に余裕を持って用意する
ペット可物件は敷金・礼金が高く設定されていることが多いため、十分な予算を準備することが重要です。
特に敷金は、退去時の原状回復費用として充てられるため、原状回復費が高額なりやすいペット可物件の場合は多めに請求されます。通常、賃貸物件の敷金は家賃1ヵ月分が相場となりますが、ペット可物件の場合はそれよりも家賃1ヵ月分多めに支払うケースが多いです。
[5]飼育可能な種類や頭数を事前に確認する
ペット可といっても、すべての種類の動物が飼えるわけではなく、物件ごとに飼育ルールが設けられて場合が多いです。契約前に飼育可能なペットの種類や頭数をしっかり確認しましょう。
また、ペット可物件であっても申請せずに飼い始めるのはNG。事前に申請してから飼うようにしましょう。
賃貸マンションでおすすめのペットは何か?
周囲に迷惑をかけないためには、ペットの鳴き声や体臭に気を配ることが大切です。ここでは賃貸でも飼いやすいペットを挙げていきます。
鳴き声が静かなペット
ペット可物件といえども、ペットの鳴き声による騒音はトラブルになる可能性が高いため、鳴き声の静かさはとても重要です。以下に挙げる動物は基本的に鳴き声が少なく、近隣に迷惑をかける心配が少ないのが特徴です。
<鳴き声が静かなペット>
- ハムスター
- ウサギ
- リス
- 爬虫類(トカゲ、カメなど)
- 熱帯魚・金魚
- フェレット
- ハリネズミ
ケージで飼育できるペット
ケージ内で管理できるペットであれば、部屋を汚す心配が少なく、賃貸でも比較的飼いやすいです。ケージ飼育によって退去時の原状回復費用も抑えることができます。
<ケージ飼育向きのペット>
- ハムスター
- モルモット
- インコ
- 爬虫類(トカゲ、カメなど)
- 熱帯魚・金魚
体臭が少ないペット
賃貸マンションでは、部屋に臭いがこもることを防ぐため、体臭の少ないペットを選ぶのもポイントです。ただし、体臭自体は少なくとも糞尿の臭いはあるため、こまめな掃除は必須です。
<体臭が少ないペット>
- 爬虫類(トカゲ、カメなど)
- 熱帯魚・金魚
- 猫
- デグー
- ハリネズミ
ペット禁止物件に関するよくある疑問点
ペット禁止の物件で隠れて飼育している人がバレる可能性は?
隠れて飼育していても、鳴き声やにおい、共用スペースでの抜け毛などで発覚する可能性があります。
分譲マンションなら防音性が高いためバレないと聞いたが本当か?
分譲マンションは賃貸よりも防音性が高いことが多いですが、完全に音が漏れないわけではありません。管理組合のルールによっては厳しく制限されることもあります。
ペットが脱走してバレた場合の対応は?
ペットが脱走して管理会社や住民に発見された場合、契約違反として注意を受ける可能性が高いです。早急に管理会社へ報告し、対応を相談する必要があります。
一時的にペットを預かることは可能か?
一時的なペットの預かりも契約違反とされることが多いため、事前に管理会社に相談するのが無難です。
賃貸契約書にペットの可否が記載されていない場合、飼育は可能か?
契約書に記載がない場合でも、管理会社や大家に確認し、口頭ではなく書面での許可を得ることが重要です。
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