仕切りがない1K・ワンルームの対策!部屋のレイアウト&アイデアを紹介

仕切りがない1K・ワンルームの対策!部屋のレイアウト&アイデアを紹介

【監修】角名 達矢

(株)ホンネ不動産創業者、宅地建物取引士、不動産業界20年以上。22歳の時に就職した会社にて不動産業界の慣例・慣習があまりにもひどく衝撃を受け、実務を経験した後27歳で独立。TVメディアに多数出演。賃貸仲介・売買仲介ともに経験豊富です。

ワンルームや1Kに住むと、寝る場所・食べる場所・くつろぐ場所が一体化してしまい、生活にメリハリがつきにくいと感じる方も多いです。特に、来客時や日常生活の中で生活感を隠したい方や、空間を有効に使いたい方にとって「仕切り」の工夫は大切なポイントです。

本記事では、玄関やキッチン、寝室を区切る仕切りのパターンや具体的なアイテム、さらに空間をおしゃれに見せるアイデアまで詳しくご紹介します。

1K・ワンルーム部屋の仕切り方3パターン

ワンルームや1Kでは、仕切りを入れることでプライベート空間を作りやすくなります。ここでは、玄関・キッチン・ベッドスペースを区切る基本3パターンを紹介します。

1.玄関を仕切って目隠しする方法

ワンルームでは、玄関と居室の間にドアがないケースが多く、外からの視線が気になる方も多いでしょう。

カーテンやパネルで玄関を仕切れば、プライバシーを守りながら冷暖房の効率も高まります。加えて、ほこりや花粉が居室に入りにくくなるメリットもあり、健康面でも安心です。

仕切りは、突っ張り棒やパーテーションなど好みに合わせて選びましょう。

2.キッチンを1Kのように仕切る方法

部屋の中からキッチンスペースが丸見えの場合、生活感が強く出てしまいます。間のスペースを仕切ることで、来客時でも生活感を隠せて、印象が良くなるでしょう。

また、料理のにおいが部屋全体に広がるのを防ぐ効果もあり、清潔感をキープできます。さらに、防炎素材のカーテンを選べば、火のそばでも安心して使えます。

3.寝室を分けるためのベッドの仕切り方

ベッド周りを仕切ることで、リビングと寝室の空間を分けられ、落ち着いた寝室スペースを作れます。カーテンやパーティション、ラックを活用して仕切るのがおすすめです。

特に遮光カーテンを使えば、睡眠の質を高める効果も期待できます。また、ベッド周りの収納を兼ねた仕切りにすることで、空間を有効に活用できます。

ワンルームの仕切りに最適なアイテム

ワンルームの仕切りに便利なアイテムには、以下のようなものが挙げられます。

  • 突っ張り棒と布(カーテン)
  • 低い棚・ラック
  • ソファ
  • 折り畳みパーティション
  • ロールスクリーン
  • オープンシェルフ

移動や取り外しがしやすいアイテムを選べば、模様替えや掃除もしやすく便利です。また、色やデザインをそろえると、部屋全体のインテリアにも統一感が出ます。狭い空間でも圧迫感が出ない素材選びも大切です。

カーテンやすだれを活用した仕切り実例4つ

カーテンやすだれは軽くて扱いやすく、圧迫感なく空間を区切れる便利なアイテムです。

ここではカーテンを使った仕切り実例を4つ紹介します。

玄関にカーテンを設置して目隠しする方法

玄関と居室の間にドアがないワンルームの場合、玄関にカーテンを設置すれば、来客時の目隠しとして役立ちます。壁紙に近い色や、白・淡い色などの「膨張色」のカーテンを選ぶと、圧迫感を抑え、空間が広く感じられるようになります。

キッチンと居室の間にカーテンを使った仕切り方法

キッチンと居室の間にカーテンを設置することで、料理中の煙やにおいをリビングに広げにくくなります。キッチンスペースが隠れることで、部屋全体がスッキリした印象になります。布地や柄を変えて、季節感を出すのもひとつの楽しみ方です。

レースカーテンで解放感を演出する方法

レースカーテンを部屋の仕切りに使えば、光を取り込みながら視線を遮れます。

仕切りがあることで空間にメリハリが生まれ、圧迫感もないため、狭いワンルームに最適です。レース生地の柄によって部屋の雰囲気を演出でき、インテリアのアクセントにもなります。

ベッド周りにカーテンを設置して天蓋として活用する方法

ベッド周りにカーテンを取り付けて天蓋風にすると、寝室スペースを特別なプライベート空間として演出できます。光や視線を適度に遮れるため、落ち着いて眠れる環境が整います。遮光性の高いカーテンを使えば、日差し対策も可能です。

パーティションを利用したワンルームの仕切り実例3つ

パーティションは自由度が高く、必要に応じて取り外しや位置の変更ができます。

ここでは、パーティションを利用したワンルームの仕切り実例を3つ紹介します。

ベッド横にパーティションを設置して空間を仕切る方法

パーティションをベッド横に置くことで、寝室とリビングをゆるやかに区切れます。可動式パーティションならレイアウトの変更も簡単で、掃除や模様替えもスムーズです。

収納棚タイプのパーティションを使えば、収納力アップと目隠し効果を同時に得られます。

折り畳みパーティションで自由な出入りを実現する方法

折り畳み式パーティションは、必要に応じて設置場所を変えられるのが魅力です。

仕切りを作ったり開放したりできるので、部屋の用途に合わせて自由な出入りを実現できます。軽量で持ち運びやすく、掃除の邪魔にならないのもポイントです。


ヘッドボード周辺にパーティションを設置して区切る方法

ベッドのヘッドボード周辺にパーティションを設置すれば、寝室空間をゆるやかに独立させられます。部屋のテイストに合わせたデザインを選べば、インテリア性も高められます。

ソファを使ったワンルームの仕切り実例3つ

ソファを壁代わりに使う仕切りは、開放感と機能性を両立できる手軽なアイデアです。

ここでは、ソファを使ったワンルームの仕切り実例を3つ紹介します。

ソファの背もたれを使って生活空間を仕切る方法

ワンルームにソファを置きたい場合は、ソファの背もたれを仕切り代わりに使うと効果的です。ソファの背もたれで生活空間を自然に分けることで、視覚的にもメリハリが生まれます。

広いワンルームなら大型ソファを配置する方法

スペースに余裕がある場合は、大型ソファやL字型ソファを使って空間を大胆に仕切ることで、家具としての存在感を持たせつつ、快適なくつろぎスペースを確保できます。配置換えすれば、自由にレイアウト調整が可能です。

カウチソファでお部屋を仕切る方法

カウチソファを取り入れることで、自然に空間を区切られるだけでなく、ベッド以外でも足を伸ばしてくつろげるスペースを作れます。

ベッドと同じ色のカウチソファを並べることで、空間に統一感が生まれます。

棚やラックを活用したワンルームの仕切り実例4つ

ワンルームの空間を活用するうえで、棚やラックは仕切りと収納を兼ね備えた万能アイテムです。

ここでは、棚やラックを活用したワンルームの仕切り実例を4つ紹介します。

低い棚を使って仕切る方法

目線を遮らない低めの棚を設置することで、部屋を圧迫せずに空間を分けられます。空間の開放感を保ちつつ仕切りとしても機能し、収納力もアップするので一石二鳥です。

一方、物が多い方は、背の高い棚を使うことで、収納スペースを増やせます。多少圧迫感は出ますが、空間をしっかりと区切れます。

ディアウォールとデスクの組み合わせを活用する方法

ディアウォールは柱を使った棚で、床や天井を傷つけずに設置できるため、賃貸でも安心して使えます。ディアウォールで柱を立て、デスクを組み合わせれば、仕切りを作りながら作業スペースも確保できます。

本や小物程度のものであれば収納でき、DIY初心者でも取り入れやすいでしょう。

突っ張りウォールラックをパーティション代わりに使用する方法

天井と床で固定する突っ張りウォールラックは、収納と仕切りを両立でき、圧迫感もなくインテリア性も高いアイテムです。

省スペースで設置でき、天井と床で突っ張っているため、安定感があります。衣類やカバンなどをかければ、日常的にも使えるでしょう。

キューブボックスで棚とテレビボードを兼用する方法

キューブボックスを積み重ねることで、収納棚とテレビボードの機能を兼ね備えた仕切りが完成します。

収納力が高く、家具の組み合わせ次第で自由にレイアウトできます。

ロールスクリーンを取り入れたワンルームの仕切り実例2つ

ロールスクリーンは手軽に設置でき、使わないときは巻き上げてスッキリと片付けられるため、限られた空間の仕切りに最適です。

ここでは、ロールスクリーンを取り入れたワンルームの仕切り実例を2つ紹介します。

キッチンと居室の間にロールスクリーンを設置する方法

キッチンと居室の間にロールスクリーンを設置する方法は、仕切りとしての役割だけでなく、においや生活感を隠すのにも効果的です。使わないときはスッキリと巻き上げて収納でき、お手入れも簡単です。

キッチンを隠すためにロールスクリーンを設置する方法

コンパクトなロールスクリーンを使えば、必要なときだけキッチンスペースを丸ごと隠せます。

簡単に上げ下げできるため、日常使いに便利です。

その他のワンルームの仕切り実例4つ

最後に、ワンルームを区切るその他の仕切り実例を4つ紹介します。空間を柔軟に分けるアイデアの参考にしてください。

ヘッドボードを使った仕切り方法

高さのあるベッドのヘッドボードを仕切り代わりに活用し、就寝エリアにプライベート感を持たせる方法があります。

自然に空間を区切りつつ、視線を遮りながらインテリア性も高められます。

ロフトベッドで作業スペースを区切る方法

ハイタイプのロフトベッドを導入することで、下部をデスクや収納スペースとして活用でき、縦の空間を効率的に使えます。

ベッド下にカーテンを設置すれば、プライベート感のある作業スペースを確保できます。

フェイクグリーンを使った仕切り方法

フェイクグリーン(人工観葉植物)や本物の観葉植物を並べるだけで、視覚的に部屋を仕切ることが可能です。

ナチュラルな雰囲気を演出でき、リラックス効果も期待できます。

ラグやカーペットだけで空間を仕切る方法

ラグやカーペットだけで、空間をエリア分けするのもひとつの方法です。この方法なら移動も簡単で、模様替えにも最適です。

余計な家具や物を減らすことで、スッキリと広々としたお部屋の印象になります。

ワンルームに仕切りを入れる際の重要ポイント

ワンルームに仕切りを設ける際は、以下のポイントを押さえておくと良いでしょう。

<ポイント>

  • 高さのあるアイテムを活用する
  • テーマやカラーを統一する
  • 使い勝手を重視する

高さのあるアイテムを使って仕切る方法

高めの棚や突っ張りウォールラック、パーティションなど高さのある仕切りを使えば、1部屋をまるで別空間のように活用できます。

視線を遮ることで生活感を抑えられ、寝室や作業スペースを独立させたような雰囲気になります。境界線が明確なので物が入り込みにくく、片付けやすい点も魅力です。

高さを活かした収納と間仕切りの両立も可能ですが、圧迫感が出ないよう配置には注意しましょう。

テーマやカラーを統一して仕切る方法

仕切りを設置する際は、お部屋全体のテーマやカラーを統一することで、空間にまとまりが生まれます。大型の家具やパーティションも、色調をそろえれば圧迫感が軽減され、スッキリとした印象になります。

センスに自信がない方は、フローリングや壁紙の色に近いカラーを選ぶとなじみやすく、違和感のない仕切りを作れるでしょう。

使い勝手を重視したおしゃれな仕切り方法

ワンルームは限られた空間だからこそ、おしゃれさよりも使い勝手を優先するのが賢明です。カーテンのような薄くて柔軟な仕切りなら圧迫感がありませんが、棚やパーティションを使う場合はサイズに注意しましょう。

初めての方には突っ張りウォールラックがおすすめです。省スペースで設置でき、小物の収納もできるうえ、インテリアとしても映える万能アイテムです。

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【監修】角名 達矢

(株)ホンネ不動産創業者、宅地建物取引士、不動産業界20年以上。22歳の時に就職した会社にて不動産業界の慣例・慣習があまりにもひどく衝撃を受け、実務を経験した後27歳で独立。TVメディアに多数出演。賃貸仲介・売買仲介ともに経験豊富です。