「1R(ワンルーム)」と「1K」の違いって?おすすめの間取りとお部屋の特徴

「1R(ワンルーム)」と「1K」の違いって?おすすめの間取りとお部屋の特徴

【監修】角名 達矢

(株)ホンネ不動産創業者、宅地建物取引士、不動産業界20年以上。22歳の時に就職した会社にて不動産業界の慣例・慣習があまりにもひどく衝撃を受け、実務を経験した後27歳で独立。TVメディアに多数出演。賃貸仲介・売買仲介ともに経験豊富です。

一人暮らしをする場合、「ワンルーム(1R)と1Kの違いがわからない、どちらを選べば良いの?」と迷われる方も多いのではないでしょうか。

間取りによって暮らしやすさが大きく変わってきますので、自分のライフスタイルに合った間取りを選ぶことがお部屋選びの重要なポイントです。本記事では"ワンルーム(1R)"と"1K"の違いについて詳しくご説明いたします。

ワンルーム(1R)と1K の違い

ワンルーム(1R)と1Kの違いは、キッチンと居室の間の仕切りが有るか無いか、という間取りの違いのみになります。

ワンルーム(1R)の特徴

ワンルームとは1つの部屋という意味で、居室全体が1つの空間になっている物件を指します。
バス・トイレを除く全ての空間が扉で仕切られておらず、キッチンと居室が同じ空間にあります。
仕切りがない分、圧迫感がなく開放的な間取りが多いのも特徴です。

廊下や扉などが必要ない分、大家さん側からすると作るコストが最小で済み、間取りの中でも一番家賃が安いです。
また、一人暮らし向けに作られるため、シンプルで開放的な間取りが多いのもワンルームの特徴です。

ワンルーム(1R)のメリット

  • 仕切りがないため、同じ専有面積の1Kと比較すると、居室空間が広く開放感のある間取りになっていることが多い
  • 1Kと比較する家賃が低めに設定されていることが多い
  • 家事同線がラクで掃除がしやすい、欲しいものがすぐに手が届く

ワンルーム(1R)のデメリット

  • 料理の臭いが居室全体に充満してしまう。服などへの匂い移りにも注意が必要。
  • 間取りによっては玄関からキッチン・居室が丸見えになってしまう
  • 就寝中に冷蔵庫の音が気になることがある
  • 浴室やトイレへの出入りが部屋から丸見えになる
  • 内見時は広く感じても、全ての家財を同一空間に置くことで狭く感じる場合も

1K の特徴

1Kの“K”はキッチンを意味しており、“居室”と“キッチン”で構成されている間取りとなります。
玄関を開けてすぐのところがキッチンスペースとなっている物件が多く、居室はドアで仕切られているため、玄関から居室部分は基本的に見えません。間取りの中では一番需要が多いため、物件数も一番多く揃っています。

1Kのメリット

  • キッチンと居室が仕切られているため、料理の匂いが気にならない
  • 扉があるため、来訪者や外からの覗きに対して居室を見られにくくプライバシーを保てる。

1Kのデメリット

  • 居室が仕切られているため、キッチンまでエアコンが効きづらい。料理の際、夏は暑く冬は寒くなりやすい傾向に。
  • 仕切られている分、同じ専有面積の1Rと比較すると居室スペースが狭くなる。
  • 玄関からキッチンが丸見えになってしまう間取りが多い

ワンルーム(1R)と1Kどちらの方が向いている?

ワンルーム(1R)と1Kを比較。その上でそれぞれの間取りに向いている方の傾向をまとめました。

  • 人気:間取りの使いやすさから1Kの方が人気
  • 物件数1Kの方が圧倒的に多い
  • 家賃ワンルーム(1R)の方が安い
  • 部屋の広さどちらが広い、狭いというのはない。ただし、1Rはキッチンも含めた居室の広さという点に注意
  • プライバシー:居室が扉でしきられているため1Kの方が上

ワンルーム(1R)が向いている人

  • 家賃をとにかく安く抑えたい人
  • 自炊をあまりしない人
  • 開放感重視の人
  • 家ではあまり動きたくない人
  • 掃除がラクな方が良い人

1K が向いている人

  • 自炊をよくする人
  • 料理の匂いが部屋に広がるのを気にする人
  • プライバシー重視の人(玄関から居住スペースが見られたくない人)
  • 水回り(キッチン・トイレ・風呂)と居室を分けたい人

まとめ

上記でご説明したように、ワンルーム(1R)と1Kには、それぞれ間取りによるメリット・デメリットがあります。
ご自身が何を重要視するのか、どのようなライフスタイルを送りたいかによって適する方を選択すると良いかと思います。

ただし、最初にお部屋を検索するときは、ワンルーム(1R)と1Kを2つまとめて検索するのがコツ。なぜならサイトによってワンルームだったり1Kだったりと間取りの表記が異なる場合があるためです。ワンルーム(1R)と1Kを最初から分けて探すのではなく、築年数や家賃など他の条件で絞り込み、ヒットした物件の間取り図をもとに自分に合ったお部屋を探していくのがオススメです。

▼他の間取りについても別記事にて解説しているので見てみてください

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【監修】角名 達矢

(株)ホンネ不動産創業者、宅地建物取引士、不動産業界20年以上。22歳の時に就職した会社にて不動産業界の慣例・慣習があまりにもひどく衝撃を受け、実務を経験した後27歳で独立。TVメディアに多数出演。賃貸仲介・売買仲介ともに経験豊富です。