部屋探しにおすすめの賃貸アプリ7選!SUUMO・HOME'Sなど人気アプリを比較

部屋探しにおすすめの賃貸アプリ7選!SUUMO・HOME'Sなど人気アプリを比較

【監修】角名 達矢

(株)ホンネ不動産創業者、宅地建物取引士、不動産業界20年以上。22歳の時に就職した会社にて不動産業界の慣例・慣習があまりにもひどく衝撃を受け、実務を経験した後27歳で独立。TVメディアに多数出演。賃貸仲介・売買仲介ともに経験豊富です。

「そろそろ引っ越そうかな」と思ったとき、まずはスマホで賃貸アプリを開く方がほとんどではないでしょうか。

しかし、App StoreやGoogle Playで検索すると、SUUMOやHOME'Sをはじめ、数え切れないほどのアプリが出てきて「結局どれを使えばいいの?」と迷ってしまいますよね。

結論から言うと、部屋探しアプリは1つだけでなく、2つ程度を併用するのが最も効率的です。特におすすめなのはSUUMOをメインにしつつ、HOME'Sやアットホームなど別タイプのアプリを組み合わせる方法です。

この記事では、不動産業界の仕組みを踏まえて、賃貸アプリの仕組みやおすすめアプリの比較、失敗しない使い方を不動産のプロ目線で解説します。

部屋探しに賃貸アプリを使う人が増えている理由

一昔前は、休日に不動産屋を何軒もハシゴするのが当たり前でしたが、今はスマホの賃貸アプリで完結させる人が主流です。その理由は明確です。

スマホで簡単に物件検索できる

通勤電車の中や、寝る前のベッドの中など、スキマ時間にサクサクと物件を探せるのが最大のメリットです。Webサイト(ブラウザ)よりも画面がスマホに最適化されており、スワイプ操作で画像を見比べやすいなど、直感的に操作できる作りになっています。

最新の物件情報が見つかる

賃貸物件は「早い者勝ち」です。特に1〜3月の繁忙期は、朝出た良い物件が夕方には埋まってしまうことも珍しくありません。アプリでは新着物件が追加されるとすぐに確認できるため、チャンスを逃しにくくなります。

※ただし物件情報は不動産会社が登録しているため、実際の空室状況とタイムラグがある場合もあります。

お気に入り機能や通知機能が便利

「駅徒歩10分以内・バストイレ別・2階以上」といった希望条件を一度登録しておけば、条件に合う新着物件が出た瞬間にプッシュ通知で教えてくれます。

また、気になる物件を「お気に入り」にポイポイ入れておき、後からまとめて家賃や広さを比較できるのもアプリならではの強みです。

賃貸アプリと不動産ポータルサイトの違い

「SUUMOのアプリ版とWeb版って何が違うの?」と疑問に思う方もいるでしょう。ここで、不動産業界の仕組み(ポータルサイトの裏側)を少しだけ解説します。

賃貸アプリの多くはポータルサイトのアプリ版

SUUMOやHOME'Sといったサービスの大元は「不動産ポータルサイト」と呼ばれるWebサイトです。賃貸アプリは、その膨大なWebデータをスマホでより見やすく、操作しやすくした「専用ツール」という位置づけです。

掲載されている物件情報はほぼ同じことが多い

Web版で見てもアプリ版で見ても、出てくる物件の情報自体は変わりません。 アプリ版とWeb版では、掲載されている物件情報の内容は基本的に同じです。

【裏話】 実は、ポータルサイト(アプリ)は大家さんが直接物件を載せているわけではなく、巨大な「広告掲示板」です。全国の不動産会社が「広告掲載料」を払って、自分たちが紹介できる物件の情報を載せています。だからこそ、同じ部屋が別々の不動産会社からいくつも重複して掲載されるのです。

ポータルサイトの仕組み解説図(不動産屋とアプリの関係)

アプリは検索のしやすさがメリット

情報が同じならWebでも良いのでは?と思うかもしれませんが、アプリは「地図検索機能」や「読み込み速度の速さ」「プッシュ通知」など、使い勝手(UI/UX)の面で圧倒的に優れていることが多いのが特徴です。本気で部屋を探すなら、アプリをインストールしておいて損はありません。

部屋探しにおすすめの賃貸アプリ7選

数ある中から、本当に使えるおすすめのアプリ7つを厳選しました。不動産屋の目線で「使いやすさ」や「特徴」を本音で評価しています。

【賃貸アプリ比較一覧】

プロの目線から、各アプリの強みを「物件数」「検索のしやすさ」「見やすさ(UI)」「おすすめ度」の4項目で5段階評価しました。

アプリ名物件数検索のしやすさ見やすさ(UI)おすすめ度特徴・強み
SUUMO★★★★★★★★★★★★★★☆★★★★★圧倒的な物件数と「なぞって検索」が優秀
HOME'S★★★★★★★★★★★★★★☆★★★★☆細かいタグ検索や家賃相場が分かりやすい
アットホーム★★★★☆★★★★☆★★★☆☆★★★★☆地場の不動産屋が持つ掘り出し物件が見つかる
CHINTAI★★★☆☆★★★★☆★★★★☆★★★☆☆学生や初めての一人暮らし向けでデザインが親切
Yahoo!不動産★★★★★★★★☆☆★★★☆☆★★★☆☆各ポータルの情報をまとめているため情報量は最大
いい部屋ネット★★★☆☆★★★☆☆★★★★☆★★★☆☆期費用が安く、審査に通りやすい自社物件がメイン
カナリー★★★☆☆★★★★☆★★★★★★★★★☆重複物件を省いてくれるので画面が最もスッキリ

SUUMO(スーモ)

  • 特徴: 国内最大級の掲載数。とりあえずこれを入れておけば間違いない王道アプリ。
  • 評価: 総合的にダントツで1番おすすめです。私たち不動産業者も「まずはSUUMOに載せよう」と考えるため、物件の網羅性が圧倒的です。「なぞって検索」など機能面も申し分ありません。

HOME'S(LIFULL HOME'S)

  • 特徴: 「通勤・通学時間から探す」「タグから探す」など、検索方法が非常に多彩。
  • 評価: SUUMOの次に(あるいは並んで)おすすめのアプリです。物件数も非常に多く、特に「家賃相場」がパッと見でわかる機能や、詳細な絞り込み機能はSUUMOよりも使いやすいという声も多いです。

アットホーム(at home)

  • 特徴: 昔ながらの地場の不動産屋さんと強いパイプを持つ老舗ポータル。
  • 評価: 3番目におすすめです。SUUMOなどには載っていない「地域の大家さんが直接頼んでいる掘り出し物件」が見つかることがあります。また、居住用だけでなく店舗や事務所向けの物件情報も豊富です。

CHINTAI

  • 特徴: 若年層や学生、初めての一人暮らし向けのコンテンツが充実。
  • 評価: 「家賃の安さ」や「初期費用」から探しやすく、UI(デザイン)がポップで親しみやすいのが特徴です。新入学生や新社会人の方に使いやすいアプリです。

Yahoo!不動産

  • 特徴: SUUMOやアットホームなど、他のポータルサイトと連携している物件情報も多く、情報量が多いのが特徴。
  • 評価: 情報の「量」はピカイチですが、他のサイトからデータをもらってきている構造上、情報の鮮度(更新スピード)にタイムラグが生じやすいのが弱点です。すでに決まってしまった物件が残りやすい点には注意が必要です。

いい部屋ネット

  • 特徴: テレビCMでもおなじみ。大東建託グループが運営する賃貸検索アプリ。
  • 評価:大東建託の管理物件が多く掲載されており、敷金・礼金ゼロなど初期費用を抑えた物件が多いのが特徴です。また、家賃をクレジットカードで支払える物件もあり、ポイントが貯まるメリットがあります。審査はグループ保証会社が行う*ため、他社保証会社で落ちた人でも通るケースがあると言われています。

審査が不安な方は見ておく価値があります。

審査基準は物件や保証会社によって異なります。

カナリー(CANARY)

  • 特徴: ここ数年で急速に人気を集めている、デザインが非常にスタイリッシュなアプリ。
  • 評価: AIを活用して重複物件(同じ部屋がたくさん並ぶ現象)を整理してくれるため、画面がスッキリしていて非常に見やすいです。ただし、大手3社(SUUMO、HOME'S、アットホーム)に比べると、全体の掲載物件数はまだやや少なめです。

賃貸アプリを選ぶポイント

アプリ選びで失敗しないためのポイントは以下の5つです。

掲載物件数

選択肢の多さは、理想の部屋に出会うための絶対条件です。物件数が少ないアプリだけを見ていると、相場より良い条件の「お宝物件」を見逃してしまうリスクがあります。

  • まずは「メガアプリ」をベースにする: 業界トップクラスの掲載数を誇るSUUMOやHOME'Sを最低1つは入れておくのが、部屋探しの基本中の基本です。
  • 重複物件には要注意: ただし、掲載数が多いアプリは「同じ部屋が複数の不動産屋からダブって掲載されている」ことも多いです。数だけで判断するのではなく、次で解説する「検索機能」や「見やすさ」とのバランスも意識しましょう。

検索機能の使いやすさ

「賃貸アプリの利便性を大きく左右するのが、絞り込み検索の精度です。膨大な物件の中から「自分にぴったりの部屋」だけを瞬時にあぶり出せるかが、ストレスのない部屋探しのカギになります。

  • ライフスタイルに合わせた詳細設定: 「バストイレ別」や「2階以上」といった基本項目だけでなく、「ネット無料」「宅配ボックスあり」「独立洗面台」「コンロ2口以上」など、必須の条件で細かくチェックを入れられるアプリを選びましょう。
  • 便利な直感型・実用型検索: SUUMOの「なぞって検索(住みたいエリアを地図上で指でぐるっと囲む機能)」や、HOME'Sの「通勤・通学時間から探す(例:新宿駅まで乗り換え1回で30分以内)」といった独自の機能があると、土地勘がない場所での部屋探しが劇的にラクになります。
  • 見たくない物件を省く機能: 意外と重要なのが除外機能です。「定期借家は除く」「1階は除く」など、条件に合わない物件を最初から弾けるアプリを使うと、無駄な情報をスクロールする時間を大幅に削ることができます。

通知機能の有無

条件の良い人気物件は、ネットに公開されてから1日、早い時はほんの数時間で別の人に取られてしまいます。特に引越しシーズンは、まさに時間との勝負です。

  • ライバルに差をつけるプッシュ通知: 「家賃8万円以下・駅徒歩10分・築10年以内」など、自分の希望条件を保存しておき、新しい物件が出た瞬間にスマホへ通知が来る機能は必須です。
  • 検索の時短になる: 通知機能が優秀なアプリを使えば、「毎晩アプリを開いて、一から条件を入力して検索し直す」という手間が省け、日中の忙しい時間帯でも優良物件を見逃さずに済みます。

アプリの「新着通知」や「条件保存」機能を活用すると、希望条件に合う物件が掲載されたタイミングで通知を受け取ることができるため、人気物件を見逃しにくくなります。

掲載物件数だけでなく更新頻度も重要

賃貸アプリを選ぶときは「掲載物件数」が多いかどうかに目が行きがちですが、実は「更新頻度」も同じくらい重要なポイントです。

賃貸物件は入れ替わりが非常に早く、人気の物件は数日、繁忙期(1〜3月)には数時間で申し込みが入ることもあります。そのため、物件情報の更新が遅いアプリでは、すでに契約済みの物件が長く掲載されてしまうこともあります。

一般的に、SUUMOやHOME'Sのような大手ポータルサイトは更新頻度が高く、比較的最新の物件情報をチェックしやすいといわれています。部屋探しを効率よく進めるためには、掲載数の多さだけでなく、情報更新のスピードにも注目してアプリを選ぶことが大切です。

複数アプリを併用するのがおすすめ

「結局どれか1つに絞れない…」という方は、無理に1つに決める必要はありません。1つのアプリに世の中のすべての物件が載っているわけではないからです。

プロが推奨するのは、「大手の総合アプリ」と「特徴のある特化型アプリ」の2つを使い分けるハイブリッドな探し方です。

  • 王道の組み合わせ例: 「SUUMO(圧倒的な物件数で全体を網羅)」+「カナリー(AIで重複物件を弾いてサクサク比較)」
  • 掘り出し物狙いの例: 「HOME'S(細かいタグ検索や家賃相場で絞り込み)」+「アットホーム(地場の大家さんが直接頼んでいるレア物件探し)」

このように、メインとサブを決めて併用することで、情報の見逃しを防ぎつつ、効率よく最高のお部屋探しを進められます。

物件探しの全体像や、内見から契約までの具体的な手順を知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。

賃貸アプリで部屋探しするときの注意点

賃貸アプリを使った部屋探しの流れ解説図

アプリは便利ですが、画面の中の情報がすべて「真実」とは限りません。以下の落とし穴に注意してください。

おとり物件の可能性

「おとり物件」とは、すでに契約済み(または架空)の条件の良い物件をわざと掲載し続け、お客さんを店舗に呼び込むための悪質な広告です。アプリ上でどんなに良い物件に見えても、相場より不自然に安い場合は疑う必要があります。

おとり物件の見分け方や、不動産会社とのやり取りのコツについては、以下の記事でも詳しく解説しています。

掲載情報が古いこともある

不動産会社が手動で物件情報の登録・削除を行っているため、別のお客さんが申し込んだ後も、数日間にわたってアプリ上に掲載され続けてしまう(情報のタイムラグ)ことが多々あります。

内見前に物件情報を確認する

アプリに掲載されている物件でも、すでに申し込みが入っている場合があります。「せっかく不動産屋に行ったのに、直前で埋まりましたと言われた」という悲劇を防ぐため、お店に行く当日の朝などに「あの物件、まだ空いていますよね?」と電話やLINEで念押し確認をするのが鉄則です。

【内見予約の前の確認事項】

  • 空室状況
  • 初期費用
  • 入居可能日

内見のときは、部屋の状態や設備をしっかりチェックすることも重要です。

賃貸アプリ以外の部屋探し方法

「アプリで探すのに疲れてしまった」「何が本当の情報かわからない」という場合は、アプリ以外のアプローチも組み合わせましょう。

不動産会社に相談する

希望条件だけをリストアップして、直接信頼できる不動産屋に足を運ぶ方法です。ネットにはまだ公開されていない「退去予定が出たばかりの未公開物件」を紹介してもらえることがあります。

不動産屋の無料相談でできることの範囲や、失敗しないためのコツを解説しています。

未公開物件という考え方

賃貸アプリに掲載されている物件が、必ずしもすべての空室情報とは限りません。実は不動産会社の中には、ポータルサイトやアプリに掲載される前の「未公開物件」を扱っているケースもあります。

例えば、

  • 退去予定が出たばかりの物件
  • オーナーの意向で広告掲載していない物件
  • 不動産会社が独自に管理している物件

などです。

こうした物件は、アプリで検索しても表示されないことがありますが、不動産会社に直接相談することで紹介してもらえる場合があります。

特に人気エリアでは、公開される前に申し込みが入るケースもあるため、アプリ検索とあわせて不動産会社に相談することで、選択肢を広げることができます。

未公開物件を探す方法や、効率的な部屋探しの進め方については、以下の記事でも詳しく解説しています。

ポータルサイトで検索する

アプリをたくさん入れたくない場合は、パソコンやスマホのブラウザからWeb版のポータルサイトを使うのも有効です。画面が大きいパソコンの方が、間取り図や写真を比較しやすいというメリットもあります。

LINE相談などで物件紹介を受ける

今の時代、最も効率的で失敗が少ないのが「プロに探してもらう(相談する)」という方法です。

アプリに掲載されている物件のURLをメールやLINEで送るだけで、その物件が「本当にあるのか(おとり物件じゃないか)」を全国の不動産ネットワーク(業者専用データベース)を使ってリアルタイムで調べてもらうことができます。

「ホンネ不動産」なら、SUUMOやHOME'Sで見つけた気になる物件のURLをLINEで送るだけでOK。空室確認はもちろん、アプリには載っていない物件のデメリットや、初期費用の適正価格まで、文字通り「本音」でアドバイスします。複数のアプリを行ったり来たりして疲れてしまった方は、ぜひ一度無料のLINE相談を活用してみてください。

まとめ

賃貸アプリは、時間と場所を選ばずに部屋探しができる強力なツールです。

  • まずは「SUUMO」か「HOME'S」をインストール
  • 見やすさや特定条件に合わせて2つ目のアプリを併用する
  • アプリの情報(おとり物件・更新遅れ)を鵜呑みにしない

この3つを意識するだけで、部屋探しの効率は劇的に上がります。便利なアプリを上手く使いこなしつつ、最終的な「リアルな空室確認」や「契約の相談」は、信頼できる不動産のパートナーを見つけて進めるのが、理想の部屋に出会うための最短ルートです!

他にも、部屋探しに役立つ記事をご用意しています

  • この記事を書いた人

【監修】角名 達矢

(株)ホンネ不動産創業者、宅地建物取引士、不動産業界20年以上。22歳の時に就職した会社にて不動産業界の慣例・慣習があまりにもひどく衝撃を受け、実務を経験した後27歳で独立。TVメディアに多数出演。賃貸仲介・売買仲介ともに経験豊富です。