オール電化について皆さんはご存知でしょうか?
オール電化と聞くと、ガス代がかからないので『光熱費が安くなるんじゃないの?』というような良いイメージを持たれる方が多いかと思いますが・・・
メリットもある反面、知らないと損するデメリットが多いのも事実です。
今回は【オール電化のデメリット】についてお届けしていきたいと思います。
目次
オール電化とは・・・
オール電化住宅は、家庭内で用いる全てのエネルギーを電気に統一した住宅である。
利用される電気機器は主に以下のとおりである。この他電力消費を抑える目的で発電用に太陽電池を設置する場合もある。
- 給湯:エコキュートまたは電気温水器
- 調理:IH調理器(またはラジエントヒーター、シーズヒーターなど)
- 冷暖房:エアコン、蓄熱式電気暖房器または床暖房システム(電熱式、PTC式、蓄熱式、またはヒートポンプ温水式)などを組み合わせる。これらの機器は100ボルトの電圧では能力不足であることから、一般に200ボルトを使用する。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
オール電化とは、ガスの基本料金が無くなり基本料金を電力に一本化できるため、深夜電力を用いる場合に限り給湯にかかる光熱費がガスや灯油に比べて抑えられます。
また、裸火を使わないため火災の危険性が低いことから、火災保険の割引を受けられるなど安全性も高いと言えます。
その他、太陽光発電や都市ガスを用いたエコウィル、エネファームで自家発電した電力を消費することが出来たりと、様々なメリットがある反面、次にご紹介するデメリットにも注意しておく必要があります。
オール電化のデメリット
■導入費用が高額
オール電化にするためには、『IHクッキングヒーター』『エコキュート』『蓄熱暖房機』などの設置が必要です。
中でも『エコキュート』『蓄熱暖房機』については、本体費用に加え工事費用がかかるため、設置費用が高額になります。
また、故障時の修理費用や買い替えとなった場合の費用についても頭に入れておく必要があります。
その他、『エコキュート』『蓄熱暖房機』を設置する場所の確保や機械から出る騒音などもデメリットのひとつです。
■電気代が割高になるケースがある
オール電化向けの電気料金プランは、夜間の利用料金が安く日中の利用料金が高く設定されている場合がほとんどです。
この電気料金プランを使い、電気料金が安い夜間にお湯を沸かして貯めておくことが節約のカギとなります。
ただしタンクに溜めたお湯の残量がなくなった場合、追加で沸かす必要があります。
そのため時間帯によっては電気料金が高額になってしまう・・・
といった落とし穴にも気を付けておかなければなりません。
■停電時はすべてが不能になる
オール電化で想定しておかなければならないのが、災害時の停電です。
言うまでもないですが、停電になるとすべての家電が使用できなくなってしまいます・・・
ガスと電気併用の場合は、停電時でもガスが止まっていない限りは使用できます。(ガスコンロ・ガス暖房など)
もしもの時のために、『カセットコンロ』や『灯油を燃料とした暖房器具』を備えておいた方がよろしいでしょう。
■その他のデメリット
・ガスに比べ水圧が弱くなる場合がある。
・お湯切れに注意する必要がある。
・IH専用の調理器具を揃える必要がある。
・衛生面上、貯水タンクの水は飲料水としては使えない。
■悪質な業者にご注意を!
オール電化のメリットだけを謳い文句に、強引な営業・料金の改ざんなどを行う業者も存在します。
上記デメリットをしっかりと踏まえたうえで、慎重にご検討されることをおススメいたします。
さいごに
当社では、お客様の立場に立ってこういったお客様の為になるコンテンツを全て隠さずにお伝えしております。
私たちは、目先の利益を取りに行くのではなく、お客様と同じ目線に立ち、一緒に考え、プロの視点から見たときの物件の良し悪しを隠さずにお伝えするのが、本来の仲介会社のやるべき仕事だと考えているからです。

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