
一般的に賃貸物件を借りる際にかかる費用は?~初期費用の相場について~
目次
初期費用(ショキヒヨウ)
初期費用とは、賃貸住宅への入居時や住宅購入、新築時にかかる費用のことです。
契約時にかかる費用ですので、契約金とも呼ばれます。
賃貸物件を借りる際にかかる初期費用って?
だいたいどれくらいかかるか皆さまご存知でしょうか??
引越しを何度もされてる方ですと大体の金額はお分かりかとは思いますが、家賃分のお金を用意しとけば大丈夫って思ってる人がけっこう多いんですよね。
実際に、いつもお部屋のご紹介をさせて頂く際に、初期費用の相場を聞いて驚かれる方がほとんどですので、今日は初期費用がいくらかかるのか徹底解説したいと思います!
初期費用の相場
一般的に物件を契約するときにかかる費用としては下記の項目となります。
目次 ①前家賃+管理費(1ヶ月分) ②敷金1ヶ月分(保証金) ③礼金1ヶ月分 ④保険1~2万円 ⑤保証会社0.5ヶ月分~1ヶ月分 ⑥仲介手数料1ヶ月分+消費税 ⑦その他(鍵交換・クリーニングなど) 初期費用の計算の仕方 |
物件によって差はありますが、めやすとしては賃料×5倍~6倍が一般的にかかると言われてます。
犬や猫などのペットと一緒に住む場合は、上記にプラスで敷金1~2ヶ月分かかる場合が多いです。
その為、賃料が高くなればなるほど必然的に、賃料に対する敷金・礼金etcとなってますので、初期費用も高くなります。
では、どいういった費用なのかを細かく書いていきます。
1⃣前家賃
実際に入居される月の家賃の事を前家賃と言います。
ざっくり1ヶ月分。
入居日によっては日割家賃が増えたり減ったりします。
基本的には、入居月の日割家賃プラスで翌月分の家賃を1ヶ月分払うような流れとなっております。
フリーレントが1ヶ月や半月分など付いてる物件は、前家賃が0円になったり半月分安くなったりします。
2⃣敷金(保証金)
相場は1ヶ月分です。
お部屋を契約する際に貸主様に預けるお金のことで、保証金のようなものです。
物件によって、敷金と書いてる場合や保証金と書いてる場合がありますが、意味合いはほぼ一緒です。
家賃を滞納することが無く、お部屋に目立ったキズや汚れが無い場合は、退去時に戻ってくる費用です。
(原状回復費に充てられる場合は差額が返金されます)
ただし契約時に特約で「敷金償却」「保証金償却」と記載されていた場合は返金されませんのご注意ください。
※償却とは「返金しません」という意味です。
ペット可の物件の場合は、敷金割増1ヶ月(償却)が多いです。
3⃣礼金
相場は1ヶ月分です。
お部屋を貸してくれた貸主様に対して、お礼の気持ちを込めてお渡しするお金です。
礼金は住宅が不足していた時代に生まれた慣習と言われており、住宅不足にもかかわらず部屋を貸してくれる貸主様に対して、感謝の気持ちを込めてお金を持参していたようです。
以前とは状況が全く変わり、空室が3割ほどあると言われてる時代で、まだ礼金という慣習だけが依然残っているというのは腑に落ちないですよね。
ただ、この礼金は実は貸主様だけではなく、不動産屋の報酬として流れてる場合もあります。
そういった場合、イールームリサーチでは全てお客様にお話しして、礼金か仲介手数料を0円にしてます。
4⃣保険
だいたい、相場では2万円くらいと言われます。
ここの項目に関しては交渉次第では1年4000円に減額できたりします。
詳細はこちら👇
5⃣保証会社
だいたい初回費用が、総賃料の30%~50%です。
オリコやエポスなど、保証会社のプラン内容によっては、総賃料100%がかかる場合もあります。
以前までは、連帯保証人を立てれば、加入しなくても良かったこの「保証会社」ですが、最近は必須と言われる場合が多いです。
詳細はこちら👇
6⃣仲介手数料
相場は1ヶ月分となります。
プラスで消費税が発生しますので、家賃よりも高くなりビックリされる方が多いです。
なぜ、1ヶ月分なのかというと、お客様から1ヶ月分まで受領してもいいというルールがある為、どこの不動産屋も1ヶ月分の上限いっぱい請求するので、相場が1ヶ月分となってます。
ただ、業者の中には、半額になってたりイールームリサーチだと0円になってたり、金額が結構違ったりします。
なぜ金額が違うのか?詳細は下記をご覧ください👇
7⃣その他(鍵交換・クリーニングなど)
物件によって異なりますが、その他費用が結構かかる物件があったりします。
敷金0円の場合は、退去時のクリーニング代を定額で先に請求される場合が多いです。
1Kの場合は3万~4万円が相場です。
鍵交換代は15000+税が相場になってます。
ディンプルの場合は2万円超えたりします。詳細は下記をご覧ください👇
他に例であげると、敷金・礼金0円の物件の場合よく見るのが、
・24時間サポート
・除菌消臭
・虫駆除サービス
・事務手数料
など
結構こういう項目で費用が請求されてるのを見ます。
実はこういった項目は、貸主様が請求してるのではなく、間に入ってる管理会社や仲介業者が勝手に上乗せしてる場合がありますので、交渉次第では外してもらえたります。
イールームリサーチではこういった項目を上乗せして請求はしませんし、管理会社が請求してる場合は交渉入れて外してもらったりしてます。
こいった項目で、初期費用がかかってきます。
募集図面などを見ると、敷金・礼金だけにフォーカスをされてる方が多いので、募集図面の見方・初期費用の計算の仕方もお伝え致します!
初期費用の計算の仕方
募集図面を見ると、どの部分を契約時に支払うのかわかりにくい場合が多いです。

どの部分が契約金として払う部分なのかを図面を使いながらご説明します!~初期費用~
・前家賃:190,000円(1ヶ月分)
・敷金:190,000円
・礼金:0円
・火災保険:24,000円
・鍵交換:25,000円
・退去時費用:86,400円
・保証会社:95,000円
・仲介手数料:205,200円(消費税込み)
合計:815,600円
というような計算になります。
入居日によっては日割家賃が増えたり減ったりしますので、わかりやすく1ヶ月分として計算するとこんな感じになります。
管理会社や仲介業者によっては、図面以外に費用がかかりますと言われる場合もありますので、先に書いてる費用だけ済むのか確認をされるのがベストだと思います。
まとめ
家賃が安い物件でも、初期費用が高かったりすると、トータルコストが高くなったりする場合があります。
初期費用の相場などを考えながら物件を探していくと、より納得した物件を探せるようになるかと思います。
あとは、相場の金額だったとしても、項目によっては無駄な費用を支払ってる場合もありますので、その都度確認をされるのがベストだと思います。