エアコンはつけっぱなしの方が電気代が安いって本当?

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エアコン製造・販売の最大手、ダイキン工業が「第5回『ダイキン 空気のお悩み調査隊がゆく!』」を発表した。

 

「エアコンをつけっぱなしにするのとこまめに入り切りするのでは、どちらが安くなるの?」

というテーマで、同じ条件のマンションの2部屋を使って検証実験を行った。

結果は下記の通り。

日中は、エアコンを「こまめに切る」より「つけっぱなし」の方が電気代は安い

8月の猛暑日、大阪市の鉄筋コンクリート造り(築10年)のマンションの階違い(2階と3階)の同じ間取り(南向き・約14畳)の部屋において、14畳用のエアコンを使用して「冷房26℃、風量自動」に設定したもの。

まず、実験(1)として、片方の部屋では9:00~23:00の間エアコンを「つけっぱなし」にし、もう一方では「30分間隔で運転ON/OFFを繰り返し」て、エアコンの消費電力量を比較。「つけっぱなし」の方が安くなる時間帯を検証した。
その結果、「9:00~18:00は、『つけっぱなし』の方が電気代が安く、18:00~23:00は、『こまめに入り切り』の方が電気代が安い」ことが分かった。エアコンは「基本的に運転を開始した直後の室内温度と設定温度の差が大きいときに電力を多く消費する」ためで、日中は設定温度(26℃)と外気温の温度差が大きいため、「こまめに入り切り」したときの起動時の消費電力量が大きくなったが(図)、夜間は外気温が低下し、設定温度との温度差が小さくなるため、「こまめに入り切り」したときの起動時の消費電力量が小さくなったと考えられるとしている。

次に、実験(2)として、「11:00~12:00は買い物(1時間)、14:00~14:30は子どもの送迎(30分)、16:00~16:30は散歩(30分)、18:00~20:00は外食(2時間)で、計4回外出する」という1日の生活スケジュールを想定し、片方の部屋では外出中もエアコンを「つけっぱなし」に、もう一方では外出時には運転をOFFにして、エアコンの消費電力量を比較した。
その結果、「『つけっぱなし』の方が、外出時に運転をOFFにするよりも1日の消費電力の合計が大きく」なり、1日の電気代差は約35円になったという。

同社では2つの実験を包括し、「実験(1)のように、9:00~18:00の時間帯に30分程度外出するのであれば、エアコンを切るよりも『つけっぱなし』にする方が消費電力量は小さくなるが、実験(2)のように、外出時間が長くなると、エアコンの運転をOFFにした方が消費電力量は小さくなる」としている。

 

図:エアコン「つけっぱなし」と「こまめに入り切り」の時間帯別の累積消費電力量推移

 

日中は35分まで、夜は18分までの外出ならエアコンを「つけっぱなし」の方が得

さらに同社では、「実際の消費電力は環境によって大きく左右されるため、必ずしも『つけっぱなし』にした方が安くなるわけではないことが明らかになった」とし、具体的なエアコンの使用方法についてアドバイスしている。
「つけっぱなし」の方が安くなる時間帯を調べた実験(1)に基づいて、1日を日中(9:00~18:00)・夜(18:00~23:00)の2つの時間帯に分類し、それぞれの消費電力の傾向から、何分までの外出であれば「つけっぱなし」の方が安いのかを計算したところ、
(1)日中は、35分までの外出であれば、エアコンを「つけっぱなし」の方が安い
(2)夜は、18分までの外出であれば、エアコンを「つけっぱなし」の方が安い
といったことが推察されるという(表)。これを一つの目安として、「例えば日中は30分程度の外出ならエアコンをつけっぱなしにし、夜間はこまめに停止させるといった調整を行うことで、お得な運転が出来ると考えられる」としている。

 

表:何分までの外出であれば「つけっぱなし」の方が電気代が安いのか