ガラスの種類も用途によって色々あります。

網入りガラス
私の座っている席は真後ろが窓になっているのですが、ガラスに網が入っています。
今の季節は直射日光が当たってとても暑いです。。
この網って防犯の為なのか?気になって調べてみました。
網入りガラスとは・・・・
ガラスの中に金網(ワイヤー)が入れられているガラスのこと。
おもに防火設備用として使われるそうです。
ガラスは火災などの熱が加わると、割れて飛び散ります。
網入りガラスのようにワイヤーが入っていると、中のワイヤーがガラスの破片を支えるので、破片の飛び散りを防ぐことができケガの防止や燃え広がりを防止する役割を持っています。
では一体どのような場所で使われているのでしょうか?
それはその対象となる建物が、建築基準法や消防法によって取り付けが定められている場所です。
防火地域に指定されている場所や飲食店やガソリンスタンドなど火を扱う店舗がその対象ですね。
ただ、ワイヤーが入っているからといって強度が高い!と思われがちですが、ワイヤーが入っていてもガラス専用のカッターを使えば簡単に切ることができ、強度も同じ厚さのガラスと同程度の強度しかないそうです。
耐熱温度も約110度と一般的なガラスとさほど変わりはないそうです。
また、泥棒が侵入する際にガラスを割ったりしますが、このガラスは割ったときに飛び散りを防ぐ役割を持っているので、割ったときの音も少なく逆に狙われやすい面があるということになります。

すりガラス
このようにすりガラスになっているものもありますが、これも防犯性のあるものと思われがちですが、あくまでもただの目隠しにすぎません。
また、網入りガラスは中にワイヤーが入っている分熱を溜めやすく、普通のガラスより熱割れの危険があります。
(どおりで私の席が他の場所よりも暑く感じたわけだ・・・・)
熱割れとは、直射日光などの熱によって暖められた部分とサッシなど影になっている部分の温度差によってガラスが膨張し、ヒビが入ってしまう事です。
このようなことを防ぐ為に、遮熱用フィルムを貼ったりするのも対策になります。

遮熱用フィルム
フィルムを貼ると、こんな感じになります↑↑
賃貸物件でも、防火地域であればこのような網入りガラスを使用しているお部屋はたくさんあります。
いかがでしたか?
網入りガラスじゃなくても、夏場の暑い時期は熱がこもりがちなので最低限きちんとカーテンはかけましょう!